対象:住宅設計・構造
解体工事の昔と今
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昔の建築物解体工事といえば、重機のアームの先に''クラッシャー''(カニばさみみたいなもの)でカミカミしながら壊したものを、そのままトラック(ダンプ)に積み搬出していました。
現在は、産業廃棄物として処理するため「マニフェスト」契約し、分別も細かく規定されています。
*建設工事に関連ある産業廃棄物
1.紙くず (工作物の新築・改築・除去に伴って生じたもの)
2.木くず (工作物の新築・改築・除去に伴って生じたもの)
3.繊維くず(工作物の新築・改築・除去に伴って生じたもの)
4.ゴムくず
5.金属くず
6.ガラズくず及び陶磁器くず
7.工作物の新築・改築・除去に伴って生じたコンクリート破片等
住宅を解体する際、このようなものを部分的に''手壊しし、分別する手間''がかかります。
また以下のような法律もあるので注意が必要です
*建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律
特定建設資材(コンクリート、鉄筋コンクリート、木材、アスファルトコンクリート)
上記の資材を用いた建築物等に係る''解体工事''等で下記の規模以上のものは届出が必要になります。
''建築物の解体 延べ面積80平米以上のもの''
解体業者を探す際は、見積もり金額だけに惑わされずこのような説明をきちんとできる業者か見極めが大切です。
ご参考まで
やすらぎ介護福祉設計 齋藤
補足
hawai様
ご評価ありがとうございます。
業者さんとのやりとりをされる前に、お住まいの役所にご相談されると安心ですね。
都内役所のご参考に
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00009791.html
評価・お礼
hawai さん
早速のお返事ありがとうございました。解体にこんなに細かい規定があると知りませんでした。びっくりです。監理のもときちんと対応していただくことが後々になって重要なんですね。参考になりました。ありがとうございました。
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
私の家は 今は空き家になっていまして いつか家を建て替え?ようと考えています。売却するにせよ解体しなくてはいけないと思っています。そこで
家を取り壊す際に解体業者に頼むのが良いか それとも建設して… [続きを読む]
hawaiさん
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