風通しについて

はじめまして、imaima様。高橋と申します。
私は独立前に、住宅以外に多くのマンションの設計・監理にも携わってきました観点からお答えしたいと思います。

風通しと換気に関して言えば、基本的に二方向窓があれば望めます。
上部のみが心配とありますが、焦点は可動部の大きさと位置だと思います。

まず、窓の大きさが書いてありませんので、推察いたしますが、
建築基準法では、室面積の1/20の換気が必要になりますので、6畳の場合、室面積が10平米近くなりますので、約0.5平米開く必要があります。
つまり、巾1m×高さ0.5m程度開くことになります。基準法は必要最小限の基準ですが、この程度開けば風通しはできるのではないでしょうか。

一般的なマンションでは開放廊下側の窓は、引き違いを採用しますので、6畳の部屋で1.4平米、巾1.4m×高さ1.0m程度の窓が付いています。
引き違いですので、開く部分は巾0.7m×高さ1.0mの窓になりますこれだけあれば換気と通風は「良い」でしょう。

上下の位置に付いて言えば、上に可動部があるより、腰から上に掛けて窓があった方が良いです。上にありすぎると直近では頭上を風が通り、涼を感じる事ができにくいのです。ただ東側なので問題になりにくいかもしれません。
このケースでは、開く部分は床から1.5mから2.0mの間にあると推察しますが、住戸全体の風通し・換気は問題ないでしょう。

ご質問の「換気は出来ても風通しが良いとは言えない」では、普通の引き違いが「良い」とするならば、住戸全体では「普通」と言う事になるのではないでしょうか。(良い、普通、悪いの三段階評価)
風通しと言えども、自然の風で季節を肌で感じて過せるのにこした事はないですね。

ご購入の参考になれば幸いです。