小川 亜紀子
しつけインストラクター
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足・体を拭こうとすると噛む
前回のご質問から、「犬が不穏な状態になることはかなり少なくなりました。」ということで、改善が見られていて良かったです。
今回はお手入れができないということですが、その前に気になる点があります。
それは、「エサやおやつを食べているときに体に触ろうものならほぼ確実に噛まれる」という点です。
何よりもまずこれを改善しなければいけません。
この「フード守り」がなくなれば、食べ物を使って体を拭くときの問題を改善していけます。
ただこの改善方法は文章だけではお伝えしきれないので、通常は専門家に直接見てもらうことをお勧めしているのですが、岡山ではなかなかそのような専門家見つからないということなので、''簡単に''ご説明します。
まずエサを3〜4回に分けて与えるようにします。
最初はエサの器を3〜4個用意し、与えたエサを食べ終わったら、次のエサの器を置き食べさせるということを繰り返します。
これで特に攻撃的な行動が出なければ、次に分けたエサを同じ器に手で入れて与えるようにします。
そして徐々に食べている器を触ったまま、エサを入れていくようにします。
つまり「エサに近づいても取り上げられるのではなく与えられる」と教えます。
あとは、オスワリなどをさせたときご褒美でおやつを与えたら、必ず撫でるようにします。
「おやつ」と「撫でる」をセットにして慣れさせます。
文字数が限られているので本当に簡単に説明しましたが、上記の練習は噛まれる危険性が非常に高いので、できれば専門家の指導のもとで行っていただきたいです。
多少遠くても(大阪や神戸周辺)訪問をしていただける専門家を何とか探してみてください。
補足
ここでは簡単にしか説明ができないので、追加で本をご紹介します。
ジーン・ドナルドソン著『ザ・カルチャークラッシュ』
この本はトレーニングの専門書に近いですが、エサに対する攻撃の改善をする練習方法が詳しく載っているので、参考にしてみてください。
とにかくエサやおやつを食べているときに触られても大丈夫になるまでは、足を拭くのは今やってらっしゃるように工夫しながらしのいでください(>_<)
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
以前に一度、本噛みの件でご相談させていただいたマーブルです。
アドバイスをいただき、接し方を少し変えてから、犬が不穏な状態になることはかなり少なくなりました。
ただ、体を拭かれたりブラッシン… [続きを読む]
マーブルさん (岡山県/40歳/女性)
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