対象:住宅設計・構造
まずは設計または施工者に確認。
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クリームさん、こんにちは。
シーズ・アーキスタディオの白崎です。
住宅の床は、建築基準法では、積載荷重180?/?をクリアすることになっています。
ピアノの重さが200?とすると、床面積1.1?ほどのスペースがピアノ用になっていれば、荷重に耐えられる計算になります。
しかし実際には、ピアノ本体の平面寸法は150センチ×60センチ程度で、面積は約1?。その範囲内に、4本の脚(キャスター)があります。そのまま置いたのでは、荷重が集中しすぎで、床のたわみやへこみの原因になる可能性があります。
その対策としては、ピアノの下にピアノよりひと回り大きい厚板を敷いて、ピアノの荷重を分散させるのがお勧めです。
ただし、先ほど書いた積載荷重180?/?は最低基準で、通常は安全率を考えてそれ以上の耐荷重を見込んでいます。設計者または施工業者に確認して、どれぐらいの積載荷重で設計しているのか、確認した方がいいと思います。
また、床下地に厚板を使う工法もありますから、それで建てられている場合は、ピアノの下に厚板を敷く必要はありません。ただし、フローリングに脚がのめりこんでしまうことがあるので、脚(キャスター)の部分には板を敷いた方が無難です。
2階に置く場合は、1階に柱・壁のある部分になるべく近づけた方が、梁のたわみが少なく、安心です。
いずれにしても、まずは、設計者か施工業者に確認した方がいいでしょう。ストレートに「ピアノを置きたいんだけど?」と聞いてみてはいかがでしょうか。
評価・お礼
クリーム さん
お返事が遅れて申し訳ございませんでした。
1階の壁、柱のある部分に置くとのアドバイス大変参考になります。ありがとうございました。
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