ストレスマネジメント講座:ホメオスタシス - 海外・外国人全般 - 専門家プロファイル

鶴田 育子
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ストレスマネジメント講座:ホメオスタシス

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ストレス反応が起こっても、私たちの体は、ある程度の時間がたてば、元の状態に戻ります。

この生体に備わる恒常性、内的環境を安定した状態を保つしくみをホメオスタシスといいます。

ホメオスタシスという言葉は、アメリカの生理学者ウォルター・キャノンが、「同一の状態」という意味のギリシア語から作りました。

ホメオスタシスには、自律神経系、内分泌系、免疫系が関与しています。

それぞれの働きを簡単にまとめてみましょう。


自律神経系には、「交感神経」と「副交感神経」の2系統があります。

交感神経は、「戦うか、逃げるか」(fight or flight)の緊急事態に現れる身体反応を司っており、血圧や心拍数を上げ、消化管や皮膚への血液量を減らして骨格筋への血液供給量を増加させます。

副交感神経は、主に、寝ているときやリラックスしているときに働きます。

活動時とは反対に、血圧や心拍数を下げ、消化管や皮膚への血液量を増やします。

内分泌系は、内分泌腺の集まりです。

内分泌腺には、睡眠、覚醒のリズムをコントロールする 脳の松果体、代謝を促進する甲状腺、血糖値を調節する膵臓などがあります。

内分泌腺の主な働きは、血液中に直接、化学物質であるホルモンを分泌することです。

ホルモンは、タイプによって、特定の臓器または、組織に影響を与えるものと、全身に影響を与えるものがあります。

下垂体で作られる光線刺激ホルモンは、甲状腺にだけ作用しますが、甲状腺で作られる甲状腺ホルモンは、全身の細胞に作用して、細胞の成長を調整したり、心拍数を制御し、カロリーの燃焼速度に影響を与えるといった重要な機能に関係しています。

免疫系は、先天性免疫と後天性免疫に大別されます。先天性免疫は、細菌やウィルスが侵入した場合に備え、それを感知、排除する細胞を持ち、病原体が、体内で、増殖するのを防ぎます。

後天性免疫は、体内に侵入した病原体を認識、攻撃し、病原体を攻撃するたびに、強化されるしくみになっています。

この図は、ホメオスタシスに関わる自律神経系、内分泌系、免疫系の相互作用を表すホメオスタシスの三角形です。

神経系から神経伝達物質、内分泌系からホルモン、免疫系からサイトカイン (cytokine) が放出され、恒常性を保っている様子を表しています。

サイトカインは、免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質で、特定の細胞に情報を伝達します。サイトカインには、多くの種類がありますが、特に免疫、炎症に関係したものが多く、細胞の増殖、分化、傷の治癒などに関係しています。ホメオスタシスの例をいくつか、挙げてみましょう。

熱い真っ盛りでも、私達の体温は、気温の上昇とともにあがらず、寒いところにいっても、血液は、凍りつきません。これは、交感神経の働きで、熱いときは、発汗作用が起こり、寒いときは、末しょうの血管が収縮するためです。

こうして、体温を一定に保つことで、私たちは、カエルのように冬眠することなく、一年中、安定した活動をすることができます。

また、体温が一定であることで、免疫力の低下を防ぐこともできます。

ほかにも、体内の血圧、水分、浸透圧を保つ。傷口が治る。ウィルスなどの病原微生物を体から排除するなどがあります。

遭難した人が、飲まず食わずで、何日も生きていられるのも、ホメオスタシスのおかげです。

そして、ダイエットに失敗する人が多いのも、また、ホメオスタシスのためなのです。


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