面接交渉について〜4 - 家事事件 - 専門家プロファイル

榎本 純子
神奈川県
行政書士

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対象:民事家事・生活トラブル

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面接交渉について〜4

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  1. 暮らしと法律
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離婚と子ども
もう一つ忘れてはならないのは、子どもは心理的にも自分の気持を主張しにくいということ。
子どもは親が好きです。親を信頼しています。無意識に親に好かれようとする生き物です。親に否定されると自分の存在まで否定されるように感じてしまうからです。

これを面接交渉にあてはめると・・・。

同居している親が、離婚した元配偶者と子どもを会わせたくない

子どもはそれを敏感に察知

子どもは「自分も会いたくない」と考えようとする

これは、とても危険なことです。
子どもにとっては、自分の気持を無意識に抑圧してしまう行為だからです。
親に会いたい、自分の親がどんな人か知りたいって気持を、「なかったこと」にしてしまい、「考えるのがいけないこと」だと認識する行為だからです。

幼いうちから、自分の気持を抑圧せざるを得ない状況におかれると、その後さまざまな心理的トラブルをかかえる可能性もあります。

私は行政書士である以前に一人の母親であり、シングルマザーでもあります。
子どもの権利がないがしろにされている現状を少しでも変えていくために、小さいことでもできることからやっていきたいと考えています。