- 各務 謙司
- カガミ建築計画 建築家
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
旧い窓を塞ぎ、新しい窓を設置
住宅が建った当初は、南側に大きな庭があり、
庭に面して広縁があったそうです。
僕達がリフォームで調査に入った時点では、
広縁は壁で閉じられ、横長の窓が作られていました。
その窓の正面には、アパートが建てられており、
採光は望めず、''プライバシーの問題''もあって、
開閉もままならない状態でした。
そこで今回のリフォームでは、
まだ光が入り込む欄間を残し、
横長の一連窓は、洗面や浴室の換気のための一部を除き、
他は全て塞ぐこととしました。
窓の中に窓
リフォームの費用の問題もあったので、
外壁にはなるべく触らない方針で設計を進めました。
新しい窓の設置は、既存の窓のサッシ枠の中に
木製の枠を組み、その中に新規窓を入れるという
工法を採用しました。
旧い窓の中に新しい窓がスッポリ入っている仕組みです。
窓の大きさはリフォーム前より小さくなりますが、
新しい窓はペアガラスで断熱性がアップし、
飛散防止フィルム貼りで防犯性がアップと、
高機能化しています。
塞いだ窓の部分は、内部に断熱材を詰め、
ガラスには目暗フィルムを貼って処理する事となりました。
カガミデザインリフォーム 各務謙司
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