関係ありゃせん建物・・。

それはデザインとは言わない？・・４

実は・・

こういうことって実際凄く多いような気がしています。

特に住宅においては・・

建築全体においては安全性の追求というのはどんどんしすぎるくらいにするようになってきています。

ちょっと過剰じゃない？ってくらいに・・

なぜか・・

それは、自分が使う自己用建物と他人が使う自己用外建物は違うからです。

たとえば・・

公共の建物、誰かが高いところから落ちて怪我でもしようもんなら・・

責任追及で大騒ぎです。

どこかの店舗で子供が走り回って邪魔な何かにぶつかって骨折なんてなったら・・

間違いなく親は店を訴えるでしょう。

そう・・

ようするに製造物責任法です。

ですから・・

他人が使う自己用外建物は安全性には極端に気を遣って建てられるのです。

ちょっとしたことでもすぐに訴えられる世の中・・

言った者勝ちですから。

人のせいにして安心するのでしょうか？

嫌な世の中です。

ところが・・

これが自分が使う自己用建物、つまり住宅だとなぜだか話が違うのです。

ある意味・・

自分で使う自分の家では、自分がよければそれでいい。

車と同じです、自分で選んだ車なのだから自分が良くて買った車・・

自己責任！

そうなると・・

なぜだか話が１８０度ひっくり返る！

人の建物で子供が怪我などしようもんなら大騒ぎする人々が・・

自分の建物ではなぜだか安全などより格好やみてくれや趣味が最優先・・

落ちそうだろうが・・

ぶつかりそうだろうが・・

壊れやすそうだろうが・・

地震に不利だろうが・・

腐りやすそうだろうが・・

使いにくかろうが・・

住みにくかろうが・・

不便だろうが・・

デザインさえ良けりゃ関係ありゃせん！

ってなってしまう・・

う～む！

この落差！

いったい何なんでしょう？

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