- 松下 雅憲
- 株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
- 東京都
- 店長育成・販売促進ナビゲーター
対象:人材育成
「これまでに経験したことのないような大雨」
7月半ばの九州の熊本・大分の大雨について、気象庁はこのような表現を使っています。
「50年に一度」レベルを超えるような大雨の時に使われる表現方法だそうです。
気象庁が出す警報は、そもそも、住民が早めに安全を確保できるようにするためのものです。
国民の安全が第一(どこかで聞いたような?)なのです。
しかし、単純に数値化した表現や、大型、とか暴風雨、とかの表現だけでは、危機感が伝わりにくいのです。
言葉は、受け取る人によってその人の「自分軸基準」が違いますから、解釈に差が出ます。
伝える側は、その差を出来るだけ少なくすることが重要になってきます。
相手がどの様に感じるか?
相手の解釈の差はどれくらいあるのか?
これを真剣に考えるのが「相手軸思考」です。
気象庁の警報は、危険レベルをより正確に伝えないと、その目的は達成出来ません。
重要度、緊急度、危険度を、相手が危機感を持って解釈してくれないと意味がないのです。
今回の気象庁の「表現方法」は、長年の経験に基づき、「相手の立場に立って」考え抜いた表現の採用だと思います。
彼らの強い想いが伝わってきますね。
「相手軸に立つ」と言うことは、結局は「自分の目的を達成する」事に繋がります。
まさしく「情けは人の為ならず」ですね。
気象庁の進化から、「相手軸に立つ」事の大切さを学ばせて頂きました。
気象庁の皆様、ありがとうございました。
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