住宅の依頼先の見つけ方12・・ハウスメーカーの場合6 - 住宅設計・構造全般 - 専門家プロファイル

角倉 剛
角倉剛建築設計事務所 建築家
東京都
建築家

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅設計・構造

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

住宅の依頼先の見つけ方12・・ハウスメーカーの場合6

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設計・構造
  3. 住宅設計・構造全般
家づくりはどこに御願いするべきか ハウスメーカーの場合

住宅の依頼先の見つけ方12・・ハウスメーカーの場合6


------------------------------------------------------------------

ハウスメーカーに御願いする場合のデメリット2

→最も関わる人が多いのでやはり高め

------------------------------------------------------------------


通常工務店が利益として受け取るのは

全体工事費の10~15%程度です

見積で経費5%などとかかれていることもありますが

これは自分たちはあまりお金をとっていないと見せる悪い慣習です

そんなときはいろんな単価に利益が隠れています

5%程度ではやっていけません


それに対してハウスメーカーの場合は

契約金額の45~65%程度が実際に工事に使われるお金です

ハウスメーカーでは実際に工事に携わる方以外にも

営業(住宅展示場なども含めて)啓発・研究など多額の経費がかかっていますので

それくらいの感じでないとやっていけません


しかしこれも家電製品などをイメージすれば納得できる話です

エアコンを造るためのお金が実際にその程度であっても

メーカーが造る商品だからこんなものと皆さん納得されるのではないでしょうか

メーカーはメーカーなりに大量生産・発注などでコストを抑えて必要な経費を確保しているだけの話です


多額の優秀な社員に支払われる人件費や

華やかな住宅展示場の営業経費を

どのように評価するかが判断基準の一つかと思います


しかしいかにスケールメリットによるコストダウンがあるとはいえ

トータルとしてはハウスメーカーの住宅は高めとなってしまうと思います

それはハウスメーカーの多くが

直接の工事部隊を持っていないことが大きいです


ハウスメーカーの実際の工事をおこなっているのは

多くの場合下請けの工務店

時には孫請けの工務店ということもあります

もし直接その工務店とお施主さんが知り合うことができれば

当然工事費はぐっと安くなるはず


前へ 住宅の依頼先の見つけ方11

続き 住宅の依頼先の見つけ方13


角倉剛/角倉剛建築設計事務所

……………………………………………………………………………………………………………

記事に関する質問は、こちらから

プロフィールや作ってきたものについては、ホームページをご覧下さい

日々の仕事などについては、ブログをご覧下さい

……………………………………………………………………………………………………………

このコラムに類似したコラム

住宅の依頼先の見つけ方14・・ハウスメーカーの場合8 角倉 剛 - 建築家(2012/08/13 16:33)

キャンペーンや特典は本当にお得なのか。 林 秀成 - 建築プロデューサー(2010/10/04 15:31)

ノックくらいしろ! 杉浦 繁 - 建築家(2010/08/13 21:13)

建築依頼先をどう選ぶのか?(その4) 馬渕@しあわせデザイン - 建築プロデューサー(2010/08/27 12:52)