大学におけるこれからの観光系学部におけるあり方(続編) - 新卒採用 - 専門家プロファイル

田原 洋樹
株式会社オフィスたはら 代表取締役 人材育成コンサルタント
東京都
人材育成コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月09日更新

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大学におけるこれからの観光系学部におけるあり方(続編)

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前号にて、観光系学部を持つ大学を卒業しても、わずか12%しか観光産業に就職していないという現状をお伝えしました。

なぜこのような事態を引き起こしてしまったのか?観光系学部における教育の在り方などについて前号は話しました。

今回はその続編になります。

 

では具体的に何をするべきか?について考えたいと思います。

2つのポイントで教育改革を進めて行くべきだと考えています。

①    観光業界が求めている人材を育成する

②    観光業界に行きたいというモチベーションを喚起する

非常にシンプルなことですが、これこそが今必要な観点だと思うのです。

 

①    観光業界が求めている人材とは何か?

旅行業界やホテル業界などの主要な観光業では今、本業の需要の減少を埋めるべく、MICEや企業プロモーションなどのいわゆる周辺需要の発掘に躍起になっています。

電通や博報堂などをベンチマークとした営業を推進する中で、従来の「御用聞き営業」ではなく、「ソリューション型営業」に急旋回を試みているのです。

今までのように「押しの強さ」を前面に押し出した営業手法ではなく、お客様の潜在ニーズを聴き出すような力が求められます。

潜在したニーズを引き出し、それをクリエイティブに形に変えていく創造性が求められます。ただ長年蓄積した「型」から抜け出せず、新たなスキルや考え方のインプットとアウトプットを繰り返し試行錯誤しているといった現状があります。

 

このような能力を在学中に身に付けることで、観光業界で即戦力として受け入れられ、活躍できるシーンを数多く創出させることが可能となります。

多くの観光系学部や専門学校で実施されているカリキュラムには、地理や法規、観光史、観光理論など「実務」とはかけ離れた講義が多く見受けられます。決してこの知識が不要と言っているわけではありませんが、より実効性、実践性を意識したカリキュラムを取り入れることで、現場が求める人材を育成することが可能となり、その取組こそが、他大学との差別化を図り、学生の囲い込みにも功を奏すると思うのです。

 

②    観光業界に行きたいというモチベーションを喚起する

12%という数字を上げるには、学生自身の観光業界自体への興味関心を喚起せねばなりません。

ただ残念ながら現実を見ると、業界の面白みや、やりがいをリアルに語れる講師が少ないのではないでしょうか?

今、業界ではどんな取り組みをしているのか?先に述べた旅行業界やホテル業界で取り組んでいるMICEや企業プロモーションの実例、多くの地方で推進されている地域資源を活用した「着地型観光」への取り組み事例を、実体験を交えて語れる人材が希薄なことは

多くの有能な学生を観光業界へ誘因する機会を減少させていることに繋がります。

旅行カウンターでパッケージツアーの商品説明をする、あるいは団体旅行のツアーコーディネーターとしてお客様を観光地へお連れするといった、誰もが想像する観光業の姿だけでなく、今リアルに行われている観光業界内でのダイナミックな仕事事例を紹介することで、良い意味でのイメージギャップを創り「なんか面白そうだ」「やってみたい」と感じてもらえるような教育カリキュラムを組むべきだと考えます。

今盛んに大学でキャリア支援に関する講座やカウンセリングが実施されています。学生の囲い込みには学生の就職率を上げていくことが至上命題となってしまいました。

今や、就活予備校と揶揄された大学。小手先の面接テクニックや論文の書き方を学ばせるのではなく、企業に欲しいと思わせる人の創出を今こそ考える時が来たのではないでしょうか?

地域における観光産業は、地域の経済活性化、また雇用の創出という観点で今非常に大きな期待が寄せられています。そしてその産業を底上げするためには観光人材の育成が欠かせないとも言われています。我が国の大学における観光系教育の在り方は、我が国の地方経済活性化の一翼を担っているといっても過言ではありません。

観光系大学を出た学生が、観光産業の中核として活き活きと活躍する姿を見れるときは果たして訪れるのか?

観光系学部教育の存在意義が問われています。

 

 

 

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