コストダウンのコツ2 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

増井 真也
建築部門代表
建築家
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コストダウンのコツ2

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家作りのコツ
セルフビルドを取り入れる現場で最も多いのが石灰クリームという材料だ。この材料は四国の田中石灰工業という会社で生産しているもので、セルフビルド向けにあらかじめ練りこまれた漆喰系の材料が20キロ程度ごとに容器に入れて運搬されてくる。セルフビルドの場合はこういう小さな心遣いが非常に重要だ。

プロの左官屋であれば袋詰めの漆喰とすさと水を練り混ぜて、適度な堅さの塗りやすい漆喰を作ることが出来る。しかし、初めて作業を行う素人の施主にそんなことが出来るわけもなくそういう状況においてはこのように適量を小分けにあらかじめそのまま使用できる状態に加工された材料というのは非常に助かるのである。

ちなみにこの一缶で10ヘイベイほど塗れるのだが、値段は7500円ほどだ。ということは1ヘイベイあたりの材料費はわずか750円ということになる。そのほかに養生費などもかかるのでその分を加算しても1ヘイベイ当たり1000円見ておけば足りることが多い。

よく新聞広告などで見かけるリフォームの値段。ビニルクロスの値段がこれに近い。たいていの場合は850円程度だと思う。そう、つまりビニルクロスと同じ値段で漆喰の壁を作ることが出来るのである。

もちろん全ての部屋の壁の作業をするのはかなりの時間を要する。工程としてはパテ処理とシーラー塗装、そして仕上げの3工程であるので15畳ほどのリビングの壁で大体3日はかかると考えておいたほうが良いだろう。吹き抜けなどがあればさらに大変になるので、そのような場合はそのような場所だけ左官屋さんに頼むなどの工夫も必要だ。どちらにしても現場監督との相談の上適切に施工箇所を決める必要があるのだが、私と同世代の当社のクライアント達は平然と足場の上で作業をしていることが多いので興味のある方は挑戦して欲しい。