東京都不妊治療助成費について。 - その他の心と体の不調 - 専門家プロファイル

徐 大兼
アキュラ鍼灸院 院長
東京都
鍼灸師

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対象:心と体の不調

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年05月01日更新

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東京都不妊治療助成費について。

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今回は「東京都不妊治療助成費」について書かせていただきます。

「東京都不妊治療費助成について。」

高額の治療費がかかる特定不妊治療について、経済的負担の軽減を図るため医療保険が適用されない治療費の一部を東京都は助成しています。

 

対象者は下記5つ全ての条件を満たすことが必要です。

・申請日現在、東京都内に住所があること。

(夫婦いずれかが都外(国外除く)在住の場合は、所得額の多い方の住所が都内である場合に限り申請することができる。)

・ 法律上の婚姻をしている夫婦であること。

・ 特定不妊治療(体外受精・顕微授精)以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか又は極めて少ないと医師が診断した場合。

・ 指定医療機関で治療を受けていること。

・ 申請日の前年(1月~5月までの申請日については前々年)の夫婦の合算の所得額が730万円未満であること。

ここでいう所得額とは:夫婦の全ての所得額から必要経費(給与所得控除額)および諸控除額を全て差し引いた額となります。

 

・ 助成の対象となる治療:体外受精・顕微授精。

(人工授精は対象とならない/採卵したが受精卵が得られず胚移植できない場合は←医師の判断による中止と考えられ対象となる)

 

・ 治療1回につき15万円を上限額とし、初年度は1年度あたり3回

2年度目以降は1年度当たり2回を限度に通算5年度(期間が連続している必要はない)まで、かつ合計10回まで申請することができる。

1年度とは:その年の4月1日~翌年331日までの1年間。

初年度とは:この制度の申請を初めて行った日の属する年度。

助成年度とは:助成金の申請を行う日の属する年度となります。

(回数、および通算年度には、他の道府県、指定都市および中核市から受けた助成を含む)

 

 

・ 申請期限

助成対象となる1回の治療が終了した日の属する年度末(331日消印有効)までに申請すること。

1回の治療の終了した日:妊娠の確認の日(妊娠の有無は問わない)、または医師の判断によりやむを得ず治療を終了した日のことをいいます。

 

・ 助成対象範囲

新鮮胚移植を実施

(採卵までの薬品投与(自然周期で行う場合もある):点鼻薬/注射→採卵・採精→受精(培養/顕微授精)→新鮮胚移植(胚移植/黄体期補充療法)→妊娠の確認(胚移植から約2週間後)

 

凍結胚移植を実施

(採卵までの薬品投与(自然周期で行う場合もある):点鼻薬/注射→採卵・採精→受精(培養/顕微授精)→胚凍結→凍結胚移植(薬品投薬(自然周期で行う場合もある)/胚移植/黄体期補充療法→妊娠の確認)

 

以前に凍結した胚を解凍し胚移植を実施

(凍結胚移植(薬品投薬(自然周期で行う場合もある)/胚移植/黄体期補充療法→妊娠の確認)

 

体調不良により移植のめどが立たず治療終了

(採卵までの薬品投与(自然周期で行う場合もある):点鼻薬/注射→採卵・採精→受精(培養/顕微授精)→胚凍結)

 

受精できず(胚の分割停止、変性、多精子受精等により中止)

(採卵までの薬品投与(自然周期で行う場合もある):点鼻薬/注射→採卵・採精→受精(培養/顕微授精)

 

採卵したが卵(受精卵)が得られない/状態の良い卵が得られず中止

採卵までの薬品投与(自然周期で行う場合もある):点鼻薬/注射→採卵・採精

 

助成の対象となる治療費用の範囲

治療期間内の保険適用外の治療分。(採卵準備のための投薬、注射、採卵、胚移植の処置費、妊娠確認検査費用など)

室料、食事療養費、凍結された精子、卵子、受精胚の管理料(保存料)、文書料は対象外。

 

都外の医療機関で治療を受けた場合、所在する道府県、中核市において指定医療機関となっていれば対象となる。

 

対象外となるのは:卵胞が発育しない、排卵終了のため中止/採卵準備中、体調不良などにより治療中止の場合となる。

 

申請の必要な書類

・ 特定不妊治療費助成申請書(原本)

・ 特定不妊治療受診等証明書(特定不妊治療を実施した指定医療機関が記入)(原本)

・ 住民票の写し(原本)または外国人登録原票記載事項証明書(原本)

・ 戸籍謄本(原本)または外国人登録原票記載事項証明書(原本)

・ 指定医療機関発行の領収書のコピー(保険適用外診療分)

・ 夫婦それぞれの申請日の前年(1月~5月までの申請日については前々年)の所得を証明する書類

(住民税課税(非課税)証明書(原本)または住民税額決定通知書のコピー)

下記の宛先に郵送にて申請。

1638001 東京都新宿区西新宿281

東京都 福祉保険局 少子社会対策部 家庭支援課 母子医療助成係

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/kosodate/josei/funin/index.html

申請を受け約2ヶ月後に審査結果通知が送られる。

結果通知の約1ヶ月後に指定された口座に助成金が振り込まれる。

 

以上が不妊治療費助成金についてのひととおりの流れとなっております。

 

鍼灸師 庄子

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