- 石川 智
- オフィス石川 代表
- 高知県
- ファイナンシャル・プランナー
対象:保険設計・保険見直し
こんにちは、石川です。
保険の加入のことで、少しばかり皆さんに考えて頂きたいことを書いてみます。
皆さんが、大手日本社の生命保険に入るとします。
例えば、40歳のあなたはこんな保険を勧められるでしょう。
終身死亡保障 100万円
今から10年間でなくなったら 2500万円(10年定期)
三大疾病で所定の状態に 300万円(10年定期)
要介護状態になったら 300万円(10年定期)
重い生活習慣病になったら 300万円(10年定期)
入院・医療保障 10000円の入院給付金(10年定期)
この保険に入るとき、まず、あなたは告知をします。
つまり、「私の健康状態はこんな」感じです」と保険会社に申告するのです。
保険会社が、あなたが、すぐに病気になったり、死亡するリスクが高いと判断されると、保険契約を結ぶことを断られます。
(これを謝絶とか延期とか言います)
ですから、結果的に、この保険に加入できる人は、
「持病があったとしても、引き受けリスクが低い人」
と保険会社が考える人になります。
つまり、保険契約を結べるあなたは、
「がんや白血病などの急性疾患はともかく、生活習慣病のリスクは低い人で、事故などを除いて、急にお亡くなりになる可能性が低い人」
という健康状態ということになります。
そういう人が、つまり、そこそこ健康な人が、契約期間である10年以内に、
生活習慣病になったり、
ご病気で要介護状態になったり、
重い生活習慣病で保険金を受け取る
ということがあるでしょうか?
保険会社は、保険に加入する人を選択します。
その結果選ばれたあなたが本当に必要な保障って何でしょう?
保険会社に勧められるままに契約せず、ご自分のことをよ~く観察して、
「保障が必要なこの期間」に
「どうしても必要な保障」だけ
を準備されたらどうでしょうか?
皆さんが受けることができる社会保険制度には、保険で準備しにくいことも準備されてるのをご存知ですか?
私のような専門家にセカンドオピニオンを求めて、社会保険制度も加味しながら、最適な保障を作り上げてくださいね。
そうして無駄なお金を保険にかけることがないようにしませんか?
ではまた、お会いしましょう。
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