恋愛セラピストのあづまです。
「彼との復縁に適切な方法で取り組めば、人は成長できる2。」の続きです。
彼が、ルールを無視する傾向がある場合、
ルールを守ったらほめる、ルールを破ったら苦言を言う、
こういう関わりを、親からちゃんともらっていない可能性が結構あります。
最近の親は、叱ることを怖れて、子供と真剣に関わらない親もいますので。
つまりこの場合、彼に欠けているのは、条件付きの承認の方です。
彼が、とにかく寂しがりで、一人になれない人の場合、
自分の存在を認められた経験が、足りない可能性があります。
原因は様々です。親の不仲、厳しい折檻、ぜんそくなどの病気などなど。
上に挙げた、気持ちを受け止めてもらえなかったことも、こちらです。
つまりこの場合、彼に欠けているのは、無条件の承認の方です。
さて、考えやすいので、彼が、という切り口で書いてきましたが、自分についても同じです。自分の中にも、条件付きの承認と、無条件の承認と、どっちがどのぐらい欠けているか、考えてみましょう。
そして、条件付きの承認が欠けている場合、ルールに関する意識がしっかりしている人、こういう人は厳しい感じがしますが、そういう人から逃げたりせ ずに、ちゃんと関わって、ほめてもらう、叱ってもらう、その言葉をしっかり受け止めて自分の糧にする、ということを積み重ねていきます。
無条件の承認が欠けている場合、ルールよりも存在を認める優しいお母さん・お姉さんみたいな人との関わりを大切にして、そういう人に関わってもらえることを、心から感謝して受け取ります。
相手の中に、条件付きの承認が欠けている場合、今の相手が出来るレベルのことから、認めていきます。ちょうど、子供がお手伝いできるようになったときに、 大人のレベルから見たら拙くても、あ~よくできたね~って言うのと同じです。あくまで、本人の今のレベルを認め、少しずつ背伸びさせていくわけです。
相手の中に、無条件の承認が欠けている場合も、相手の存在を認めるという優しいお母さん・お姉さん役を、あなたがするわけです。その場合も、相手が男性の場合、ダメんず化させないように、認めるのは気持ちのみにとどめておくのが無難です。
と、ここまでお読みになって、取り組みはかなり根気がいりそうだと感じたのではないでしょうか。
その通りです。
本気で自分を成長させたい、そう思うのでなければ、やり抜くことは出来ないと思います。
男性はマイナス感情を半年ぐらいで忘れてしまいますから、半年間冷却期間をおいて、その間、連絡を取るとマイナス感情をまた思い出してしまうので、連絡は取らず、一人で頑張るというのが復縁成功の、基本的な方針です。
それで、ただ半年悶々と待っても、何の成長もないですから、一旦は復縁してもまた別れる結果になることは目に見えています。同じことを繰り返したら、同じ結果になるのです。
だから、その半年間の間に、自分の内面で、本当に欠けている部分を見つめ、それを補うこと。
相手の内面で、本当に欠けている部分を見つめ、それを補ってあげられる自分になること。
そんな風に取り組むのがよいと思います。
つまり冷却期間を単に時間稼ぎの期間にするのではなく、自己成長する期間にする、ということです。
あなたの、復縁がうまく行きますように。
なお、ここに書いた話は、一般論です。
個別の対応は恋愛セラピーで承っています。
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