屋根の防水と壁の防水 - 新築住宅・注文住宅 - 専門家プロファイル

岡田一級建築士事務所 
大阪府
建築家
06-6714-6693
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

屋根の防水と壁の防水

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設計・構造
  3. 新築住宅・注文住宅

屋根は瓦で防水しているのではありません。外壁もサイディングで防水しているわけではありません。
瓦やサイディングの下にある防水層で防水しています。瓦やサイディングは防水層は風雨や紫外線から守るためにあるのです。

では防水層とはどんなものか。
屋根の防水層の代表はアスファルトルーフィングです。アスファルトを厚紙でサンドウィッチにしたものです。アスファルトに可塑性がありますので、釘で打ち抜いても水が漏れません。
壁の防水層の代表は、アスファルトフェルトです。フェルト状の紙にアスファルトを滲みこませたものです。アスファルトを滲みこませていますがアスファルトそのものではありませんので、ルーフィングほど防水能力があるわけではありません。屋根は壁と違い雨を受ける状態となりますので、ルーフィングの代わりにフェルトで施工すると、酷い目に会います。

防水に完璧なアスファルトルーフィングですが、欠点もあります。降ってくる雨を侵入しない様にするのは良いのですが。逃げ出そうとする湿気も止めてしまうのです。梅雨など湿度の高い時期に小屋裏に湿気が集まり、換気が悪いと、夜に気温が下がった時に結露が発生します。雨漏りだと思って屋根の修理を何度しても雨漏れが止まらず、屋根を捲ってみたらルーフィングの下がボトボトで結露が原因だったなんて事がよくあります。
最近は透湿性のある屋根用の防水シートも出回っています。

壁は屋根の様に雨を受ける構造にはなっていませんので、アスファルトフェルトで充分です。壁の防水層も最近は透湿性のある防水シートが普及してきて、アスファルトフェルトはあまり見掛けなくなりました。外壁の雨漏れの殆どは窓周りからの雨漏れです。サッシュの上端が雨を受ける構造になっているためで、ここは防水シートだけでは不安なので、ブチルテープでサッシュ周りを覆う様に密着させて防水します。

 |  コラム一覧 | 

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(大阪府 / 建築家)
岡田一級建築士事務所 

木造免震住宅を設計する建築家。

建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。地震に耐える家(耐震)より地震の力を逃す家(免震)が求められています。規格住宅では真似の出来ない、オリジナルな免震住宅をご提案します。全国からのご依頼に応じます。

06-6714-6693
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

このコラムに類似したコラム

透湿防水シート 松永 隆文 - 建築家(2013/10/29 18:05)

ALC板の劣化 福味 健治 - 建築家(2013/08/23 08:41)

透湿防水シート 松永 隆文 - 建築家(2012/06/21 08:54)

自邸改修記18…知識から知恵へ 佐山 希人 - 建築家(2010/08/27 09:00)

プラスターボード張り 松永 隆文 - 建築家(2016/04/18 09:41)