牛丼大手の売上減、客数減をどう見るのか。
6月9日の日本経済新聞の記事によると、
牛丼大手3社の売り上げが落ち込んでいる。
最大手ゼンショーホールディングス(HD)の「すき家」
の5月の既存店売上高は約9年ぶりの減少幅となり、
残り2社も前年を割り込んだ。値下げ競争効果が一巡。
持ち帰り弁当などの「中食」に流れたとの見方もあり、
各社は困惑している。
すき家の5月の既存店売上高は前年同月比10.8%減。
客数が12.1%減ったのが響いた。昨年同月に値引きキャ
ンペーンで多く集客した反動もあるが、全店ベースの売
上高も0.2%減と、毎年200店前後の大量出店を続ける中
で「過去に記録がない」(同社)前年割れを記録した。
また吉野家HDの「吉野家」は10.5%減で8カ月ぶり、
松屋フーズの「松屋」は6.3%減で2年7カ月ぶりの落ち
込み幅。大型連休中の天候不順もあり、外食産業は全
般に苦戦したが、牛丼の落ち込みは目立つ。
以上、引用です。
デフレ経済の象徴のように言われた牛丼の集客が、
落ち込んでいる。
日本の場合、ある業態が流行ると必ず我も我もと
類似店が出てくる。
牛丼の場合は、大手3社が強いので同様の業態は
出てこない。
ただし、牛丼を食べている人たちの気持ちを考えて
みると。
キャンペーンの時は、並盛250円と言うような低価格
であった。
もちろん牛丼が好きな人も多いが、牛丼一杯300円
以下で食べられることも大きい。
そう考えると、コンビニ、スーパーなどで低価格弁当、
お惣菜の開発に力を入れたので競合したともいえる。
マクドナルドのビッグマックが250円など、業態でなく
価格で競合するものが増えたのだ。
また、日本人は飽きやすいので、その反動が出たとも
言える。
ブームの時は、一週間に何回も食べたが、今は一週
間に一回というように回数が減る。
ブームの反動は避けられない。
私たち中小企業は、勉強あるのみですね。
皆様の健闘をお祈りいたします。
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