12.リスキー・シフトとは? - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松山 淳
アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
東京都
経営コンサルタント

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対象:人材育成

閲覧数順 2016年12月08日更新

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12.リスキー・シフトとは?

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「こころ」の不思議な話

みんなで話すと大胆な結果になる !?



「赤信号みんなで渡れば怖くない」

1980年代、漫才ブーム全盛の頃、
ビートたけしさんがよく言っていました。

みんなで行動すると、ひとりで行動する時よりも
人は変なことをすることが多いようです。

「集団心理」というものですね。

ですから「集団」というのは、結構こわいものです。

会社にはたくさんの人がいて、会議が開かれ
日々、いろいろな意志決定が行われます。

会議というのは「集団討議」の場ですので、
もちろん、集団心理が働きます。
みんなで話し合う場で、

「まあ、なんとかなるさ」

とばかりに、売上目標をやけに高く設定したり、
スケジュールを甘く見積もったり、
会議(集団討議)の結論が、やけに大胆になる傾向を

 ★リスキー・シフト(risky shift)

と言います。

偽装問題などの記者会見の場で
「経営陣は関与してません、現場の者が勝手にやりました」
と、白々しく述べる会社があります。
ですが後から様々な証拠があがり、
「実は、経営陣も知っておりました。申し訳ございません」
と、謝罪訂正をする。

偽装が発覚し、マスコミが大騒ぎした時点で、
経営陣が集まり「どうコメントするか」の話し合い(集団討議)
が行われたことは容易に想像がつきます。

ところが、「嘘の上塗り」をしてしまう。
世間を欺こうとする。

なんと「リスキー」な決断なのでしょうか!

これには「みんなで考えたんだから」という
「責任の分散」の心理が働いています。
「みんなで決めたんだから、私の責任は問われないだろう」
という心理ですね。

赤信号をみんなで渡れば怖くありませんが、
車が来ていたら、たいへんなことになります。

リーダーの冷静さが求められる瞬間です。


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