無意識からのメッセージ(1)日付記憶というもの - 各種の心の不安・性格改善 - 専門家プロファイル

石川 裕理
石川裕理心理相談室 室長
東京都
心理カウンセラー

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閲覧数順 2016年12月06日更新

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無意識からのメッセージ(1)日付記憶というもの

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GW明け、鮮明な夢を見ました。

15年前に亡くなった私の父が、8年前に亡くなった祖父の葬儀の喪主をしている光景でした。

夢の中で、遺族として葬儀に参列している私は、不思議に思いながら父を見ていました。

「あれ・・・変だなあ。お父さんはお祖父ちゃんより先に死んだはずなのに、

どうしてお祖父ちゃんのお葬式の喪主なんだろう・・・」

そして私は、これが夢だと夢の中で気づきました。

 

眠りながら夢だと気づきながら見る夢を、「明晰夢」と呼びます。私は、父に関連する夢においてのみ、「明晰夢」を見ることがあります。と言っても、年に一度、あるか無いか、くらいなのですが。

 

明晰夢の中で、亡くなった父に出会えると、私は嬉しくて父に話しかけてしまうのですが、

脳が興奮しすぎると意識が覚醒してしまうため、普通に目が覚めてしまいます。すると夢も終わってしまいます。

そんなわけで、夢の中で、父と上手く会話ができることは、めったにありません。

それで、今回は、「どうして、久しぶりに(夢に)父が出てきたのかな・・・」とぼんやり考えながら、夢を見ていました。

 

そして、父が15年前、再入院をして二度と退院することが叶わず亡くなった、

その再入院の日付が、GW明けの今日であることに、朝、目が覚めてから、気づいたのでした。

このように、無意識は、意識よりもはるかに記憶力が優れており、自分の人生にとって大切な「日付」を

記憶しています。こうした重要な「日付」に、体調を崩したり、日常に変化が起こることは、精神分析の世界では

良く知られていることなのです。

 

15年前のGW、父と共に旅行などが出来る最後の機会だったのに、私は父と過ごさなかったことを、

後に大変後悔することになりました。

その感情は、今ではもうすっかり風化していたのですが、思いもかけず「夢」によって思いだされました。

 

死別や喪失にまつわる感情を「Grief」と呼びます。この言葉は、うまく日本語に訳せません。

辞書をひきますと、griefとは第一義に「嘆き」と出てくるのですが、私たちは、大切な人の死後、

常に嘆いているわけではないですよね。もっと、複雑で多様で、言い方を変えれば、

豊かな感情の総称が、「grief」なのだと言えます。

 

「Grief never end」 (グリーフは終わらない)という言葉があります。

死別にまつわる感情は消えることはないし、薄れたり形を変えたり、いろいろ変わるけれども、

一生涯、消えることはない、という意味の言葉で、

アメリカのポートランドにある「ダギーセンター」という、

親を亡くした子ども(18歳以下)のための施設の方から学びました。

私のグリーフ(喪の仕事・喪の作業)も、一生涯続きます。

 

それは、つらいことも、悲しいことも、感謝することも、喜びもある、とても一言では言いきれない感情の旅です。

無意識は意識より賢く、時々、こうして夢などを通して、私に重要なアドバイスや、メッセージをくれるのです。

このサイトの「Q&A」をきっかけに、多くの方から、重要な死別体験や、喪失体験にまつわるお悩みをいただいております。

私たちは、生きている限り、死別や喪失と共に存在しています。

 

精神分析の創始者であるフロイトの言葉を借りれば、私たちは、死者を自分自身に取り入れ

、自分に統合して生きていく存在だそうです。死者からのメッセージを上手に受け取ることができれば、

私たちの人生は、より豊かなものになる可能性があります。

 

たったひとりで、「Grief」の作業に取り組むのは、つらい時期があるかもしれません。

個別の相談等をご利用して、一人では困難な「Grief」に共に取り組むことも、お勧めいたします。

いつでも、お待ちしています。

 

 

 

 

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