【ヘルスケア】3 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

島田 千草
株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
東京都
ブランドコンサルタント

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月18日更新

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【ヘルスケア】3

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ネーミング 【ブランド開発】
こんにちは、島田千草です。


今回も引き続きヘルスケア部門のネーミングについてお話していきます。


まず、上の画像内のヘルスケア関連企業は、ノーメン・グループが現在までにネーミング開発に携わってきたクライアント企業です。


医薬品製造業(製薬業)について簡潔に説明すると、ほとんどの海外有力企業が日本市場に参入している反面、日本企業も1990年代に入って世界市場で通用する製品が相次いで登場し、海外展開が活発化しています。


ちなみに、日本のトップメーカーである武田薬品工業は、治療薬(医科向け薬品)中心に業界の最先端を走っています。


新薬の開発は、医薬品企業の将来を決める重要な切り札となっており、どこのメーカーも必死になって新薬開発に多大な開発費用と10年単位の歳月を投入しています。しかも、その開発が必ず成功するという保証もなく。


さて、やっと臨床試験を経て申請・発売を予定している新薬のネーミングについても、これまた簡単に商標登録できるものではありません。


まず多くの法的規制が存在します。また、自社商品群のブランド構築の一環として、予め商標登録されているケースもあります。


そこで、上述の法規制等のハードルをクリアするためには、候補ネームを実際に使用する専門家の視点から査定・評価してもらうことがヘルスケア部門のネーミング開発では必須となります。


例えば、最近手掛けたケースでありますが、心臓病の新薬であれば、一般内科医、循環器内科医、糖尿病専門医、腎臓病内科医、その他専門医を対象に、日本国内だけで200名以上の方にWebアンケートを実施しました。


候補ネームに対する医師たちの反応は、製品名選択のプロセスにおいて重要な役割を担うものと確信しているからです。つまり、新ネームが既存の薬品名と一切混同しない製品名であることを実証することができるのです。


なんか少し難しかったですね、では次回。