- 村上 春奈
- 村上建築設計室
- 東京都
- 建築家
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
そこで三田綱町のホワイトハウスでは、奥様の生活動線と収納される食器やカトラリーの箱に合わせて、キッチンを細かく設計しました。
写真はダイニングから向かって左側の側面です。
左手前に見えるのはミーレの美しい冷蔵庫。
その隣は、下の扉の中に引出し式のゴミ箱収納、上は電子レンジ置場が隠されています。電子レンジは使うときだけ扉を開け、あとは扉をしめてすっきり。(使用時に出る熱を考慮した仕様としています。)
その奥の引出しには、クリストフルのカトラリーやジノリの食器がたくさん収納されています。
中央のカウンターは、物を置くスペースというより、食材を出したりコーヒーを入れたり、、、料理をするときのサブのカウンターとして計画しました。作業に使うため、頭をぶつけたり圧迫感が出ないよう、吊戸棚の位置を高めに設定。吊戸棚には普段使わない季節の食器などが収納されています。
最近はゴミ分別の種類が多く、ゴミ箱の数も多く必要なので、その置き場をあらかじめ考えておかないと、後で困ることになりますよね。このキッチンでは調理時に出るゴミはここに捨て、その他はユーティリティにあるゴミ箱に捨てるようになっています。
電子レンジや炊飯器、トースターなど、家電類は数も多く、デザイン的にもごちゃごちゃしやすいので、いつもその扱いに悩むところです。よく使うものは使いやすいだけでなく、なるべく目立たない位置に納まりよく置く、普段使わないものは使うときだけ表に出すなど、使う人・物に応じた細かな計画が大切ですね。
村上建築設計室