- 田中 伸裕
- 田中伸裕建築事務所 代表
- 岐阜県
- 建築家
対象:住宅設備
- 松林 宏治
- (住宅設備コーディネーター)
- 松本 秀守
- (住宅設備コーディネーター)
24時間換気は法的に義務付けれていることもあり、新築された建物にはすべて設置されています。
第1種換気
給気と排気を機械で行う。
第2種換気
給気を機械で行い、排気は自然排気で行う。
第3種換気
給気は自然給気で行い、排気は機械で行う。
この3種類の換気方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、
主に住宅で採用されている方式は「第3種換気」であり、安価であるために、良く採用されています。
ただ、問題点として自然給気で有るため、ダイレクトに外の空気を吸い込んでしまいます。
室内に冬の寒い空気や夏の暑い空気が入ってきてしまいます。さらに花粉もです。
最近の給気口の中のフィルターは進化してきていますが、以前のですと
除去率があまり良くないものもあります。
導入するのに金額はあがりますが、「第1種換気」というものがあります。
ほとんどの機種が、熱交換機能をもっているので室内に入る時点で
給気する空気が有る程度室温に近い状態になり室内に入ってくるので、冷暖房効果がUPします。
パッシブハウスと呼ばれる住宅を作ろうとするとほぼ必須となってきます。
また、外気からの粉じん除去率も第3種換気と比べると
飛躍的に高い機種が多く、結果花粉対策にも良いと入れると思います。
重度の花粉症の方は、家を建てる際に一考してみてはどうでしょうか?
ただし、どのような換気方法でもフィルターが汚れて目詰まりを起こしてしまいますのででもこまめな掃除が必要です。
このコラムに類似したコラム
ガソリン価格と冬のエネルギー問題 齋藤 進一 - 建築家(2022/06/05 08:02)
梅雨時期はエアコンフィルター交換を 齋藤 進一 - 建築家(2022/06/03 09:00)
2022冷房運転前にエアコン清掃 齋藤 進一 - 建築家(2022/05/12 13:00)
極寒時期のチェック事項 齋藤 進一 - 建築家(2022/01/10 07:00)
冬のアレルギーとエアコン 齋藤 進一 - 建築家(2017/11/20 09:00)