- 敷浪 一哉
- 有限会社シキナミカズヤ建築研究所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
そういえば、高層マンションのベランダの手摺に登って遊んでた小さな子供が、落下して死亡したなんてことがありました。
事件があったとき、ニュース番組などではベランダの手摺の構造とかばっかりが論議されて、じゃあ登れないようなベランダ手摺にしなければいけませんね、というような
結論に達していたように記憶しています。でも、本当に怖いのは、きっと何も怖さを感じずに登っていった子供の心理状態ですよね。
うちの息子は地べたの上で育っていますが、高いところとか海辺とか、すごい怖がって近寄らないですよ。べつに教えたわけじゃないから、これは本能ですよね。
なんかこういうの、高さだけじゃなくていろんなところであるんだろうな。
ありえないような子供の事故が最近特にたくさんありますもんね。
危険を感じさせないように親が過保護に過保護に育てた結果、危険を知らない危険な子供をつくっているんでしょう。