- 敷浪 一哉
- 有限会社シキナミカズヤ建築研究所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
働かない人、働けない人、色々な原因があってのことなんですが、大体そういうときに
「一生懸命やってないから働けないんだ」という自己責任的な発言が必ずでます。
ふと思ったんですけど、そういう発言をする人はちゃんと根拠があって言ってるんですかね?
つまり日本国民全員が一生懸命やった場合、国民全員がちゃんと職に就けて並の生活を送ることができるのでしょうか、ということです。
そんな経済のパイはないんじゃないですかね?
国民全員分の仕事量に対して、国民全員分の消費が追いつくのでしょうか。
ああ、でも海外に売ればバランスをとることはできますね。
でもそう考えると世界中の人でのバランスということになるので同じことですよね。
今の世の中、一人で何人分何十人分という仕事ができる世の中なわけですから、必ずあぶれてしまう人は出てしまいますよね。それに、すべての人がすぐにお金になるような仕事をするわけでもないでしょうから、世に出てくる前の予備軍のような人だってたくさんいるわけなんです。
そういうことを考えた上で、低所得者への社会保障などを論議してほしいものです。
テレビの討論番組であっても、国会であっても、なんだか感情論で話している感がありませんか?
「みんながんばって働いて稼いでいるんだから、がんばらない人の面倒なんてみたくない」的なね。