ワークセミナー〖面接官になってみよう！〗開催しました！（2）

面接官が知りたい事は？

前回のコラムからもわかる通り、面接官が知りたいのは「合否判定」に必要な情報です。

特に今回は１次面接を前提にしていましたので、

次の面接に進める割合及び（本当の）募集職種に基づいて面接を進めます。

詳細条件を面接官には伝え、それを前提にします。

受験者（応募者）は公開されている募集要項の情報のみです。

面接官はそのような「条件」の中に当てはまる人材を探していくのですが、

条件次第で質問内容・・・そしてそこで求める回答も変わってきます。

こんな質問されたら？

「総務部門をご希望という事ですが、その他の職種についてはどのように考えていますか？」

・・・なぜ、面接官役の人はこんな事を聞いてきたのでしょう。

・・・この質問の意図はなんでしょう。

・・・どう答えるのが正解なのでしょう。

皆さんもこのセミナーに参加してもらえるとわかると思います。

面接官の質問に答えてはいけません

コミュニケーションの基礎でもありますが、

言葉のキャッチボールには、その中に「意図」があります。

この意図を汲んで、言葉を交わらせる事が本質的なコミュニケーションです。

面接の場面においても同様で、面接官の質問には全て意図があります。

「あなたは運動が好きですか？」

このような質問をされたと仮定しましょう。

別に面接官の方はあなたが運動が好きか嫌いか？を知りたいわけではありません。

・「健康状態」を知りたいと思っている

・やっているスポーツで団体・組織に対する考え方を知ろうとしている

・個人スポーツであれば、ストイックさを図ろうとしている

・スポーツの話題を通して分析力を図ろうとしている

様々なパターンが考えられます。

ですので、「好き」か「嫌い」か？という言葉自体に意味はなく、

その先に知りたい内容があるのです。

面接での受け答えは、すべてオブラートに包まれた心理問題と思ってもいいかもしれません。

あなたの人間力を図る為のコミュニケーションなのです。

フィードバック

実際に最後は面接官グループごとに、合否判定を出していただきました。

1：自己分析・業界研究などがまだなされていない

2：面接対策がなされていない

3：秘密の採用基準が言い渡されていた

このような外的要因がある中でのロープレですので、

合否判定の結果については皆さんに気にしないでいただく事を前提です。

今回は「合格」判定をもらうのが目的ではなく、

面接官として合否判定を行う為に限られた時間で何を聞くべきか？

これを理解していただくのが目的であり、それがイコール・・・

面接で皆さんが面接官にアピールすべき項目であるという気付きを得ていただくものです。

限られた時間、限定された採用条件、未知の経験・・・

そういった状況が皆さんの頭をフル回転させ、

ロープレではありますが、実際の面接を行うと同じ効果を生み出したと思います。

今回の「面接官になってみよう！」という経験を通して、

本番の面接で本質的にやらなくてはいけない事はなにか？を感覚的に学んでいただけたと思います。

就活では志望動機・自己ＰＲなどでエピソードを交えてアピールします。

しかし、面接官がほしいのはエピソード＝情報ではなく、

その中に垣間見る、皆さんの感性など・・・目に見えない、そして数値化も出来ない情報なのです。

次回開催のお知らせ♪

第２回ワークセミナー〖面接官になってみよう！〗

実施日：１１月９日（水）

時間：１９：３０～２１：３０

場所：恵比寿

定員：９名

上記日程にて、第２回のワークセミナーを開催いたします。

第１回が定員であった為、すでに４～５名程度の参加希望者の予約が入っております。

ご希望の方はお早めに参加のお申込みをお願いいたします。

※定員に達した場合には、第３回の開催を検討いたします。