「彼岸底」の相場格言、データとまったく合致せず - 国内株式・ETF - 専門家プロファイル

伊藤 誠
代表取締役
東京都
ファイナンシャルプランナー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:投資相談

伊藤 誠
伊藤 誠
(ファイナンシャルプランナー)
大山 充
大山 充
(シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
大山 充
大山 充
(シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
大山 充
(シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
大山 充
(シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)

閲覧数順 2024年05月08日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

「彼岸底」の相場格言、データとまったく合致せず

- good

  1. マネー
  2. 投資相談
  3. 国内株式・ETF
投資 株式投資

「知恵の木」流、日経ヴェリタス最新金融情報徹底解読
■「彼岸底」の相場格言、データとまったく合致せず■                                                            
~2011年9月11日日経ヴェリタスp6より~

「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが、
今週はその彼岸入り。
株式市場には昔から「彼岸底」の格言がある。
彼岸のころに相場が底入れするという意味だが、
本当のところはどうなのだろう。

彼岸は3月の春分の日を中日とする7日間と、
9月の秋分の日を中日とする7日間。

昔からなぜ、市場で「彼岸底」
と言われてきたのかを考えると、どうも
日本に3月決算企業が多いことと関係がありそうだ。

本決算期末の3月と中間決算期末の9月は、
決算対策に絡む売りが出やすいタイミング。

月末の約1週間前、
ちょうど彼岸ごろに売りが集まるため、
投資家は感覚的に相場が下げやすい
との印象を持ったのではないか。

ところが、
日経平均株価が年間の安値をつけた月を調べると、
意外なことに気づく。

1949年に株式市場が取引を再開してから
2010年までの62年間で、
安値をつけた月のランキング首位は
1月21回、12月10回、10月6回
の順となる。

春の彼岸の3月は4回にすぎず、
秋の彼岸の9月にいたっては、
米同時テロがあった2001年の1回だけで
最も少ない。
彼岸底というより、むしろ「年末年始底」。

今年はどうか。
9月14日に年初来安値を更新。
年末年始底」の経験則からみても、
彼岸を超えてなお、気はとても抜けそうにない。】
(ヴェリタス誌より抜粋)

1949年から2010年までの62年間で、
安値をつけた月のランキング首位は
1月21回、12月10回とは、
なんと50%の確率。
みなさん、ご存じでしたか。

逆に言うと、12月か1月に日本株を買うと
値上がりしている確率が高いということです。

〇 日本株は外国人が持っている割合が高いので、
年末(クリスマス)までに1度清算して、
翌年再スタート

〇 年末までに、マイナスの株を売却して
節税対策をする

「年末年始底」とは理屈に合っている
と、私は感じています。

クリスマス前後に株を購入して、
4月~5月(最高値のつけた確率の高い月)に売却。
半年休んで、
またクリスマス前後に株を購入。

このパターンが確率的に勝つ可能性が高い
と思います(ただしこれは日本株)。

Sell in May and go away(5月に売って) 
Buy in Christmas(クリスマスまで買わない)
とも、言われています。

問題は「投資を半年休む」というのが
けっこう難しい。
お金があるとどうしても買いたくなってしまう、
という、人間の心理が働くからです。

FP知恵の木では、少子高齢化時代の資産形成について、
毎週無料メールマガジンを配信しています。
よろしかったら、この機会にぜひご登録ください!
http://www.chienoki.com/seminar06.php

 

このコラムに類似したコラム

円高更新、1米ドル=75円78銭へ 荒川 雄一 - 投資アドバイザー(2011/10/22 16:24)

証券優遇税制の延長 森 久美子 - ファイナンシャルプランナー(2010/08/25 10:00)

株主総会の資料が電子交付に 上津原 章 - ファイナンシャルプランナー(2022/06/30 15:04)

今年投資を始めた個人 40~60代『老後に備え』5割 渡辺 行雄 - ファイナンシャルプランナー(2020/08/27 15:33)

ためになる相場格言集⑦「木を見て森を見ず」 大山 充 - シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(2018/07/23 17:26)