見えない所が大事です・・1。 - 新築住宅・注文住宅 - 専門家プロファイル

杉浦 繁
Atelier繁建築設計事務所 代表
愛知県
建築家
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見えない所が大事です・・1。

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本来、住宅に限らず全ての建築にとって・・

 

本当に大事なところは目には見えない所です。

 
住宅という物が人の住む所であり、衣食住の一端を担う物である以上・・

住宅にとって一番大事なことは、住む人の命を守ることにあります。

 

住宅は何があっても人が中にいる間は絶対に倒壊してはなりません。

 

それを支えるのは・・

構造体や地盤。

杭や基礎や柱や梁であり・・

さらには筋交いや火打ちや金物です。

 

そして、これらは全て住宅が完成してしまうと隠れてしまって、もう目で見ることができません。

 

建物自体がどんなに頑丈でも、どんなに腕のいい人が作っても、地盤が弱くては何の意味もありません。

地盤は建築の基本中の基本です。

 

その地盤を強固にするための地盤改良や杭というのは、土の中にありますから目で見ることが出来ません。

そして、まったく地盤対策をしないで建てても法律的には何の問題もない、木造住宅などの場合・・

そしてけっこうなお金がかかる・・

もともと地盤の良い敷地であれば必要のないお金です。

だから、やらない?

 

そういう家が液状化で壊れます。


柱や梁にいくら立派な木を使ったところで・・

それを接合する部分が適当では何の役にも立ちません。

 

特殊な金物はお金がかかる・・

だから数を減らして最小限で?

 

そういう家が余震で壊れます。 

 

構造をしっかり作るのは当たり前なこと! 

それが、当たり前でなくなっていることが一番怖い!のです。

 

  

 


住宅にとって一番大事なことは、住む人の命を守ることにあります。

 

住宅内の環境が劣悪だと人は病気になってしまいます。 

そのために住宅は内部に快適な住環境を作らなければなりません。

 

住環境を守るために一番大事なところは、壁の中や天井の中や床下・・ 

そう・・

そこも、見えない所です。

 

壁の中や天井裏や床下にはシステムや工法は様々ですが・・

断熱材や防湿材などが入れられています。

これらが、室内に外の温度や湿気や音が入ることを止めたり調整したりして、室内に快適な住環境を作り出します。

冷暖房や除加湿や遮防音などが出来るようにするのです。

 

こうすることにより今の住宅は昔の住宅と違って、冬に室内でもたくさん服を着てすごさなければならなかったり、夏に壁全体を開口部にして全開して風を通して部屋を虫まるけにしなくてもより快適に室内ですごすことが出来ます。

 

こういった断熱材などの材料というのは、家中を覆うように全体に入れる物なので・・

一つ一つはさほどの値段ではないのですが、量が多いのでやはりお金がかかります。

 

VEなどで値段を下げる必要のあるときには、真っ先にやり玉に挙がる・・

グラスウールの性能を少し下げるだけで何十万円と浮くからです。

 

実際の所、どんなに性能を下げても、お客さんが今まで住んでいたアパートや古い家よりは高性能ですから・・

完成後に文句などは出たりしません。

 

でも、長い目で見たときに・・

経年で家自体の能力が落ちてきたときに・・

 

入れ替えるのはえらいことです。

 

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