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対象:住宅検査・測量
- 伊藤 裕啓
- (一級建築士)
- 伊藤 裕啓
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いよいよ今月末までの工事で、住宅エコポイン制度が
当初より5ヶ月前倒しで終了することになりました。
経済対策の一環として始まった住宅エコポイント制度は、
省エネリフォームを促すことになり、大きな効果を及ぼしました。
2010年度上期のリフォーム・リニューアル受注高は4兆円を超え、
前年比でも6.4%増という上々の結果となりました。
※「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」による
しかし、あまりにもエコポイント申請工事が多いので、元々設けた
予算を早々に消化すことになり、今回、7月末までの工事を対象とし、
申し込みを打切ることになったわけです。
ま、これはフラット35同様、予算ありきなので仕方ないですが・・・
しかし、中には今年の年末までに工事を予定した人もいるでしょう。
また、3.11の東日本大震災によって、新たな住宅建設や改修工事の
需要が増えてくることは間違いありません。
ですが、7月で打ち切りとなれば、今後の改修工事等は全て
住宅エコポイント対象外となってしまいます。
そこで政府は、住宅エコポイント制度に代え、
新たなポイント制度を導入することを検討しはじめたわけです。
新制度の概要は、まだ完全には定まっていませんが、
目下、政府は次のような検討を行っております。
※新住宅改修ポイント制度(仮称)検討事項
・対象工事をバリアフリーや省エネに限定しない
・階段への手すり、通常の壁紙張替もポイント対象にする
・1ポイント1円換算で、費用の5%程度を目安にポイント化
以上のような感じですが、最終的には2次補正予算に盛り込まれる
予定なので、骨格が固まるまでは、もう少し時間がかかるでしょう。
日本経済を活性化させるためには、住宅関連項目の経済対策が
必用になります。一度住宅を購入・改修等をしようとすれば、家具を
買い換えたり、テレビを買い換えたり、一緒に車を買ってしまったりと、
相乗効果的に大きな経済効果を期待することができます。
私の家では、長年使ってきた20インチのブラウン管テレビから
52インチの大型液晶TVに買い換えてしまいました。
ついでにTV台を買ったら、なんだか部屋全体を模様替えしたくなり、
今度はソファーとラグを買い換えようと考えています。
で、更には壁紙とフローリングのリフォームもしようかな・・・と、
ちょっと考えているところです。
もし、新たなポイント制度がスタートするなら、はやる気持ちに火がつき、
フルリフォームまで発展してしまうかもしれません
日本経済の活性化のために、
住宅関連の税制優遇や金利政策等は、是非引き続き来年以降も
予算を取っていただきたいですね
ちなみに近々、住宅金融支援機構の方に
来年度フラット35Sの継続の見込みを聞いてみようと思います。。
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