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古い建物の耐震強度はどれくらいあるの?

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建物検査

地震大国の日本では30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる可能性の高いといわれている地域が広く分布しています。都心もそれに含まれていて、今後30年以内に首都直下地震が発生する確率は70%とされています。

現在(2000年以降)の耐震基準で建てられた建物は、まれに起こる地震(震度6強ないし震度7程度)に耐えられるように計画されていますが、それ以前の建物はそこまでの地震に耐えることを想定して建てられていません。耐震基準というのは地震に対して建物がどれだけ耐えられるように作るかというルールですが、これは大きな地震がある度に厳しくなり、これまで大きく2度改正されました。

1度目の改正は1978年の宮城沖地震を受けて1981年に改正されました。以前に比べて壁の量や下地の素材などが強化されました。現在の耐震基準の評点を1.0とすると、1981年以前の建物の評点は建物にもよりますが0.5程度になります。建物が劣化していたりすると0.4を下回る数値になったりもします。

2度目の改正は1995年の阪神・淡路大震災を受けて2000年に改正されました。金物を強化したり、バランスよく壁を配置したりすることが決められました。1981年以降~2000年以前の建物の評点は建物にもよりますが0.9程度になります。頑丈に作ろうと考えて建てられた建物であれば1.0を超えるものもありますし、逆に劣化していると0.8を下回る数値になったりもします。

この評点をはじき出すのが耐震診断の目的となっています。評点は数値によって4つの判定に分けられています。0.7未満だと「倒壊する可能性が高い」、0.7以上~1.0未満だと「倒壊する可能性がある」、1.0以上~1.5未満だと「一応倒壊しない」、1.5以上だと「倒壊しない」、と分類されています。

1.0以上が最上位ではない理由は、建築基準法がそもそも最低限のルールだからです。1.0以上であれば、まれに起こる地震には耐えられるので人命は大丈夫と考えられますが、建物に問題が生じないというわけではないのです。

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