【ネイティブチェックの必要性】No.3 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

島田 千草
株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
東京都
ブランドコンサルタント

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対象:経営コンサルティング

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【ネイティブチェックの必要性】No.3

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ネーミング
前回では、たとえ国内市場向けであってもネガティブな意味合いを含んだネーミングは、すべてのステークホルダーから選ばれ永く愛されるブランドとしてはかなりの危険を伴うことをお話ししました。


今回は、主要言語のネイティブチェックを行わずにあり得ないネーミングをつけたクロアチアのジュースのお話をご紹介します。


商品名は、“Pipi”


昔懐かしのガラスボトルに、三つ編みのお茶目な可愛い女の子のイラストが商品名と共にラベルに描かれています。透明のガラス瓶ですが、ビターレモン風味らしく中身は淡いオレンジ・イエロー。


日本では『長靴下のピッピ』(スウェーデンの児童文学:作者リンドグレーン)でお馴染みのお茶目な主人公ピッピがこの商品名に選ばれたのです。クロアチアでは、『Pipi Duga Carapa』のタイトルに翻訳されています。


さて、初めてこの商品をパリのNOMENオフィスで見つけた時、私は我が目を疑い、これは何かギャグで作られたものと思ってしまいました。


フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語で“Pipi”は「おしっこ」の意。


確かに、同じスラブ語圏のセルビアなどでも、お茶目なピッピは“Pipi”と訳されているものの、クロアチアはアドリア海に面した地中海性気候の温暖な観光地としても人気があり、隣国のイタリアやドイツ、フランスをはじめ世界中から旅行者が集まって来る観光国です。


どんなに喉がカラカラに乾いても、決して飲みたいとは思わないでしょうね。