- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
新作「から・み」、舞踏・山海塾の不思議な旅 #2
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お盆の連休が終わり、またお仕事の日常が戻ってきました。
今年は東日本大震災があり、普通の日常の生活が大切なことを教えてくれました、
こんにちは、山藤(サンドウ)です。
新作「から・み」、舞踏・山海塾の不思議な旅 第二弾です。
「から・み」二つのながれ、
地に、ころんと転がる体のぬけがら。
その空洞の体のなかに、何兆何億という原始生命体が共生する。
天児牛大は最新作『二つの流れ-から・み』において、からの体と実をやどす身、その双方を思索する。
矮小なる人類の体の内に毛細血管をたどり潜水していくことで、そこに厖大なる形而上学的ミクロコスモスを発見する。
大海の藻屑か体内の末端神経か、
宙に吊られた十四枚の半透明のプレートには極微的な交換を示唆する赤と青の模様が写されている。
ゆらりと揺れる、その薄板の此方と彼方は明確にはへだてられていない。
意識と無意識が、生物と非生物が、この世界でははっきりとは分化されず、
すべてが薄膜のなかにくるみこまれている。
だがあるときその乳白色の卵膜のなかで原初の生命体が、いまにも破水してこの世に誕生しようと、
フェムト秒の鼓動を打ちはじめる。生命の無限小から宇宙の無限大へ――。
体への微視的探求から、無辺際の時空がふくらんでゆく。 (K.I.)
公演評
山海塾の舞踏手は、揺れ動く世界の永遠の花のように我々の前で儚く燃え尽きる存在であり、
そして魂である。限りなく繊細で悲痛な芸術によって、天児牛大は我々を幻の世界に導いてゆく。
フィガロ
山海塾のダンスは、舞台を見に行くというよりかは、 ちょっと、京都の禅寺で、座禅を組んできました~、とか、
大人向けの怖い、肝試しに行ってきました~、
といった感覚で、舞台を見に行くと、今までになかったような、不思議体験をすることが出来ること請け合いです。
東日本大震災後の日本のこれからの未来を見据えて、また、山海塾の舞踏ダンスの表現を見て、
この不思議な旅と、日本の美術、広告、そしてアートは一体どこへと向かってゆくのか?
日本未来とともに見守ってゆきたいと思います。
クリエイティブ・プロダクション 広告デザインと映像のエスオープランニング:
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