- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:写真・ビデオ
- 宮本 陽
- (カメラマン)
- 宮本 陽
- (カメラマン)
今回は、山海塾の新作も公開されました、 「から・み」二つのながれ、 についてです。
会場構成は、とてもシンプルです、
特徴的なのは、オブジェのように空中にただよう、半透明のプレートが配置されています。
そのプレートには、人間の静脈と動脈のような、有機的な、青と赤の毛細血管のような模様が書かれているのです。
人間の肉体と精神、そして自然との共生、そんな気持ちを思い出させてくれる作品です。
「から・み」二つのながれ
地に、ころんと転がる体のぬけがら。その空洞の体のなかに、何兆何億という原始生命体が共生する。
天児牛大は最新作『二つの流れ、から・み』において、からの体と実をやどす身、その双方を思索する。
矮小なる人類の体の内に毛細血管をたどり潜水していくことで、そこに厖大なる形而上学的ミクロコスモスを発見する。
大海の藻屑か体内の末端神経か、宙に吊られた十四枚の半透明のプレートには
極微的な交換を示唆する赤と青の模様が写されている。
演出・振付・デザイン 天児牛大
音楽 加古隆・YAS-KAZ・吉川洋一郎
舞踏手 天児牛大・蝉丸・岩下徹・竹内晶・市原昭仁・長谷川一郎・松岡大・浅井信好
共同プロデュース パリ市立劇場 / 北九州芸術劇場 / 山海塾
初演 2010年4月 パリ市立劇場
つづく。
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