No.147 育て上げた商品ブランド名を企業ブランド名に。ニコン。 - ブランドネーミング - 専門家プロファイル

澤田 且成
アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
東京都
ブランドコンサルタント

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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No.147 育て上げた商品ブランド名を企業ブランド名に。ニコン。

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ブランディングニュース 『企業ブランド戦略の成功と秘密』

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No.147 育て上げた商品ブランド名を企業ブランド名に。
可能性広げたニコンへの変更。
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン      2010.11.10

 ブランディングニュース『企業ブランド戦略の成功と秘密』

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こんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。

ビジネスの世界でも、人気のスポーツ一つに数えられる野球。

先日まで熱戦が繰り広げられた日本シリーズでは、
最終の第7戦まで決着を持ち越し、
息を呑む一進一退の攻防がつづきました。

近頃は暗いニュースが多い日本ですが、
ファンにとどまらず、皆が熱くなれるスポーツは
社会にとっても大切な存在ですね。


さて、今回のブランディングニュースは、
前回に引き続き「会社名」にまつわる話です。

先ほどのプロ野球を例に挙げると、
「千葉ロッテマリーンズ」であったり、
「中日ドラゴンズ」という球団名は、
「(地域名+)ブランド名+愛称」という構造になっており、
オーナー企業のブランド名がプロ野球チームの名称に組み込まれています。

企業名であれ、商品名であれ、ある名称が
消費者の頭の中にブランドとして育ってきた場合、
他情報が多い環境の中で埋もれさせないためにも
ブランド名を有効に採用することが命題としてあげられます。


創業70年を期に社名変更したニコンもその代表的な例です。

今回は「ニコン」という名称に社名を変更した
背景やエピソード、そして未来への期待も込め、
旧社名からの脱却を訴えた経営者としての視点を、
弊社代表の澤田且成が探っていきたいと思います。

ニコン
http://www.nikon.co.jp/

*        *        *

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<本日の内容>
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
No.147 育て上げた商品ブランド名を企業ブランド名に。
可能性広げたニコンへの変更。

[2] 編集後記

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[1]  "選ばれ続ける仕組み"の事例:
No.147 育て上げた商品ブランド名を企業ブランド名に。
可能性広げたニコンへの変更。
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■ 二コンブランド誕生と成長の軌跡

現、株式会社ニコンが日本光學工業株式會社として
設立されたのは1917(大正6)年。

同じ年には、ニコンと同様に世界に名を馳せるブランド
「味の素」を生んだ鈴木商店(現、味の素株式会社)、
「ビオフェルミン」を販売する神戸衛生研究所
(現、ビオフェルミン製薬株式会社)が設立されました。

双眼鏡の製造からはじまったニコンは、
写真レンズ国産化への強き想いをもった技術者により
1932(昭和7)年「ニッコール」という商品ブランドのレンズ販売を開始。

1947(昭和22)年には小型一眼レフカメラの販売にあわせ、
「Nikon(二コン)」という商品ブランド名のカメラが登場しました。

このカメラのブランド名には当初「ニコレット」という名が
用意されていましたが、
「将来的に主力商品としていく“一眼レフカメラの名称”
としては弱い」との声が上がり、また

二コンのほうが男性的で力強く、また語感もよいという理由で
二コンが採用されたのでした。


以降、二コンは主力となった一眼レフカメラをはじめ、
光学機器、理化学機器、ステッパー(半導体製造装置)の
トップ企業として、国際的に通用するブランドへと
発展を遂げました。

 

続きはこちらから。

⇒ http://www.id10.jp/node/280

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