- 深井 貴明
- 商売設計株式会社 感性マーケッター | セールスコピーライター
- 広島県
- マーケティングプランナー
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
人は必要性の高いものから、優先して消費を行います。
命や生活に関わることであれば、それこそスグにでもお金を払い解決しようとするでしょう。
ただし、必要性に気づいていれば、です。
必要性に気づいていなければ、消費行動はとりません。
お客様が必要性に気づいたとき、初めて消費行動をとるのです。
商人から見て、お客様にはこの商品が必要であると分かっていても、
お客様は必要性に気づいていないことがあります。
その場合、商人はお客様に必要性を教えてあげなくてはいけません。
たとえば、病院に行き定期検査を受けたとします。
診断の結果、医者からガンが見つかったと知らされ、治療を勧められたら、どうしますか?
どんなに高額であっても治療を受けるはずです。
医者から治療する必要性を教えられ、治療費を払うことになったわけです。
それまでは、検査費以外払うつもりはなかったとしてもです。
このように、お客様が気づいていない必要性を教えることで、消費を促すことができます。
もう一つ、例をお話ししましょう。
私の知るA社は、廃水処理対策のサービスを販売しています。
通常、どの企業も廃水対策を行っています。
しかし、A社の社長いわく、適切な対策を講じている企業は少ないそうです。
そのため、余計なリスクを背負い、コストが発生しているそうです。
A社は新規開拓をする際に、適切な対策が必要であることを綴ったDMを郵送しています。
その結果、A社へ廃水対策サービスの受注が入ってきています。
商人は、すでに必要性に気づいている人を追うだけではいけません。
必要性に気づいていないお客様に、必要性を教えることも大切な仕事です。
その活動は消費を促し、顧客の創造につながるのです。
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