- 敷浪 一哉
- 有限会社シキナミカズヤ建築研究所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
少し前の文章を思い出してください。断熱性能をよくするには、窓面積を少なくしなければならないのですよ。そうすると、昼間でも薄暗い場所が多く発生しますよね。つまり、昼間でも照明をつけなければならない状況を自ら作り出しているわけなんです。照明の熱で暑くなってくるということは、蛍光灯を使用するしかありません。僕は蛍光灯がつくる影のない光は、空間を殺してしまうと考えています。だから、空間を演出するための光は、なるべく蛍光灯以外の照明を使いたいと思っています。
ということで、断熱でまあまあ良い状態にしておいて、風通しをよくする。これで、エアコン無しでも夏が乗り切れることがわかりました。