- 松脇 美千江
- ベストライフ・コーチング 代表
- 熊本県
- パーソナルコーチ
対象:コーチング
全盲のピアニスト、辻井信行さんのお母様が書かれた
『のぶカンタービレ』を読みました。
そこには、子供を応援する母親の気持ちが溢れていました。
ある日、CDをかけると、赤ちゃんの信行君が、体を動かして
喜んでいるのを発見します。
さらにブーニンのCDなら喜ぶけれど、他のピアニストの
CDだとそうではない、この子は聴き分けている、と気づきます。
子供を観察して、子供が興味を示すことは何か
どうやったら親として応援してあげれるのか
お母さんは、少しずつ少しずつ信行君の可能性を
開いていきます。
親は、自分の期待「こんな子であって欲しい」というものを持ち
それを子供に押しつけ、「~しなさい。~してはいけません。」と
コントロールしがちです。
それは、親の愛情、善意からきています。
よかれと思って言っています。
しかし、それは時に一方的な押し付けのようにと子どもには感じられ
やる気がそがれます。
自分の期待は脇にどけて、「この子は何が好きなんだろう」
「この子はどんなことをしているとき幸せなんだろう」と
子供自身がなりたい未来像を引き出し、応援してあげることが
できたら、
素晴らしい親子関係になるのではないか。
そんなことを感じさせられる本でした。
すでに大人になった人たちに、今度はこのことと同じことを
自分にしてあげてほしいと私は思います。
社会人、家庭人として、「こうあるべき、こうしてはいけない」と
自分を縛るのではなく、
「自分はどんなことに興味があるのだろう」
「自分は何をしているの時に幸せを感じるのか」
それを自分で発見していってほしい。
小さな発見でも構いません。
窓を開けた瞬間に流れてくる、外の空気が好き
クラシック音楽のフィんランディアが好き
人と語り合い、盛り上がる瞬間が好き・・
自分が「好きだ」と思えるシーン、物事、テーマを
沢山知っている人は、それだけ幸せになれます。
明日は勤労感謝のお休みの日(って私の誕生日です❤)。
日頃の自分の勤労に、自分でありがとうと自分に感謝し、
好きなカフェにでも行き、
ゆっくり自分の好きなことって何だろう、と考えてみませんか。
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