“われわれ、打合せのときは いつも雨ですねえ…” とYさん御夫妻。
この 大雨での地鎮祭は、極め付け となってしまいました。
地鎮祭 とは、もちろん着工前の儀式なのですが、建物を建てるまえに、その土地にゆかりの 神さま にお許しをいただく、ということですね。
日本は、多神教の国ですね。
あらゆるもの、現象に、神さまが宿り、感謝するという発想は、共同体意識に通じるところがあると思います。
建てぬし、工務店、そして建築家の共同作業として 家は つくられます。
一神教が、いわば“神さまとワタシ”という一対一の関係で、厳格な契約社会のコンセンサスのベースであるのと対照的ですね。
(2005.10.17)
このコラムの執筆専門家
- 岩間 隆司
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社ソキウス 代表取締役
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