本来の鍼灸治療というのは、対象療法として用いるのは一部であり、基本的には体の全体を整えていく治療方法である。たとえ、妊婦が風邪を引いても、頭痛がしても改善してしまうので、薬を飲めない妊婦にとっては実に有難い治療法なのである。
妊婦も8ヶ月にもなると、体に多くの酸素を取り込もうとするので、肺の働きに負担が掛かってくる。次第にお腹も大きくなって、横隔膜は上に押し上げられる形となり、ますます肺の働きはハンディを負うことになる。妊婦が鼻風邪を引き易くなるのは、ホルモンの関係もあるが、肺機能の弱さも大いに関係している。
そこで、まず妊婦の体の環境を整えるには、肺機能を活発にする鍼灸治療を行う。これだけで、肩凝りや頭痛が取れてしまうから不思議である。当然、足のむくみがある妊婦、夜中に足が冷えてこむら返りを起こす人も改善してしまう。
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鍼 覚王院 シャローム治療室
院長 滝山 博行
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