いったい何のために働くのか、私はどうしたいのか。何に妥協しているのか。本当の私はなんと言っているのか。
コーチングでは、表層的な目標も扱うことがある。しらないうちに、そのうちに、深いことに目がいくようになる。それは、自分の人生を変えてしまうかもしれないこともある。深いこととは「今の仕事からの卒業」を指す人もたくさんいる。多くの人が、職業を変えていくことに私はこれまでにも立ち合って来た。
私も、そうだった。好きで入った会社で、自分に合っていると思ってた仕事も、時が変わって、業務環境と市場が変わって、自分自身も変わって、いろいろなことを経験して意思も希望も視界が開けてきた自分になってしまった。
だから、職業を変える、勤務先を変えるというのはとても自然なことではないだろうか。
でも私にはいろいろなしがらみがあるように自分が感じていて、踏み出せなかったけれど、その時期が来たのだ。
子どもの学校のこと、自分の病気のこと、実家の介護のこと、そして将来の夢。この4つが私の中で退職の理由として、長く勤務した会社と会社の社会性、将来性、可能性と天秤にかけて、それでも勝った。
実家から戻って週があけて、月曜日の朝、進退を告げるために、私は課長にアポをとった。
このコラムの執筆専門家
- 藤田 潮
- (パーソナルコーチ)
- and Cs 代表
「傾聴力」が高まった職場では、組織の実力が劇的に変わります
「正しく聴ける力=傾聴力」を高めることにより、コミュニケーション能力が向上し、人間関係において、望ましい関係を構築することができます。コーチングの手法を用いた「人を伸ばす」研修により、個人の成長と企業の成長を支援しています。
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