ビジネス関連発明の特許性(第2回) - 特許 - 専門家プロファイル

河野 英仁
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ビジネス関連発明の特許性(第2回)

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ビジネス関連発明の特許性

~人民法院による特許性の判断~ (第2回)

Micro Motion Inc.,(米国)
原告
v.
知識産権局復審委員会
被告

河野特許事務所 2010年7月28日 執筆者:弁理士  河野 英仁

2.背景
(1)発明の内容
 米国マイクロモーション(以下、原告という)は中国知識産権局に「物資運送システム(100)の操作方法」と称する発明特許出願(出願番号00807781.9、以下781出願という)を行った。

 781出願に係る発明は、運送処理過程における運送物資の数量を最大化し、また物資を積載・運輸するコストを最小化するアイデアである。請求項1の内容は以下のとおりである。

【請求項1】
 物資源(101)から物資の目的地(110)へ物資を運送する物資運送システム(100)の操作方法であって、
 前記システムは以下のステップを含む、
(a)前記物資の1次運送を開始するステップ(303)と、
(b)流量計(103)から当該流量計(103)を経る物資の流速情報を受け取るステップ(601)と、
(c)前記流速情報に基いて、前記流量計(103)を経る物資の1次測定値を計算するステップ(304)と、
(d)前記流速情報に基いて、前記流量計(103)を経る物資の2次測定値を計算するステップ(304)と、
(e)前記1次測定値を、前記物資運送において運送される物資の1次合計値に加算するステップ(305)と、
(f)前記2次測定値を、前記物資の運送において運送される物資の2次合計値に加算するステップ(305)と、
(g)前記1次合計値が1次目標以上か否かを確定するステップ(306)と、
(h)前記1次合計値が前記1次目標以上との確定(306)に反応して、前記物資の運送を終了するステップ(308)と、
(i)前記1次合計値が前記1次目標より小さいとの確定(306)に反応して、前記2次合計値が2次目標以上であるか否かを確定するステップ(307)と、
(j)前記2次合計値が前記2次目標以上との確定(307)に反応して、前記物資の運送を終了するステップ(308)と、
(k)前記2次合計値が前記2次目標より小さいとの確定(307)に反応して、ステップ(b)~(j)を反復するステップ。

参考図1 物資運送システムのブロック図


参考図2 対応日本出願の代表フローチャート


 参考図1は物資運送システムのブロック図、参考図2は対応日本出願*4の代表フローチャートである。

                                  (第3回へ続く)

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