英会話のマスター法 - 英会話レッスン - 専門家プロファイル

鈴木 将樹
英語総合即戦学校 
英語講師
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英会話のマスター法

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英語学習法

職業柄、「英語ってどうやったら話せるようになりますか?」という質問をよく受けます。中には「1年で話せるようになりますか?」とか具体的な期間を示して聞いてくる人もいますが、この質問はなかなか答えにくいものです。

これは英語だけではないと思いますが、何かをマスターするためにはまずは目標を設定する必要があります。そしてその目標に対して、現状自分がどの位置にいて、これから何をしなければいけないのかを考えていくわけです。

英語に関して言えば、英語をマスターしてどのように使いたいのか、具体的な目標が大切だと思います。例えば、外人の友達を作りたいのか、それとも仕事で英語でプレゼンテーションをする必要があるのか、最終目標が何かによってもやることはがらりと変わってきます。まずこの目標の設定が大事になります。

それが終われば、次は自分の現状の力を把握しなければいけません。今、足りないものは何か、目標にたどりつくまでに何をしなければいけないのか、ということを考えましょう。そして、それによって、目標達成までにどれぐらいの時間がかかるのか、ということも見えてきます。よく、英語をやらなければいけないので、とりあえず英会話学校の門をたたくという人がいますが、これはおすすめできません。自分の目標を達成するために、本当に学校に通うべきなのか、そして通うならどのような学校に通うべきなのかということをまず、考える必要があります。

英会話学校は、ネイティブの講師とただ実践の会話練習を行う授業を提供しています。この実践の練習というのは実はかなり高いレベルの人でなければまったく意味をなさないものです。文の作り方を知らない人が、いきなりネイティブと話せと言っても無理ですし、度胸はついても結局単語で話す悪癖がついたり、悪いことのほうが多いです。

端的に言うと、話せるようになるには、いきなり実践練習をするのではなく、まずは英文法と単語をしっかりと固めて、文を作れる力を身につける必要があります。スポーツに例えれば、試合をやる前にまずは基礎体力や反復練習をする必要があるわけです。このような文法や単語の勉強は自分でも出来ますし、もし学校に通いたいというのであれば、英会話学校ではなく、きっちりと文法や単語を勉強できる学校に通うべきでしょう。

実践練習を繰り返せば、話せるようになるという理屈なら、留学すれば誰でも話せるようになるということになりますが、僕が留学していた頃、長い間海外に滞在していてもまったく英語が話せるようにならないという人はごろごろいました。そのような方に共通して言えるのは、やはり文法や単語の基礎力が足りてなかったということです。

最近、怪しげな英語教材をよく見ますが、基礎固め→実践練習、という基本的な流れは語学のマスターにはいつも共通のことだと思います。

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