- 人見 隆之
- ISOマネジメント研究所 所長
- ISOコンサルタント
対象:ISO・規格認証
- 人見 隆之
- (ISOコンサルタント)
- 人見 隆之
- (ISOコンサルタント)
マスコミの報道によると、先日の参院選の投開票で、全国各地で作業ミスが生じたようです。たとえば、名古屋市西区笠取町のある投票所では、有権者23人に選挙区と比例選の投票用紙を逆に交付し、無効票となりました。ミスのほとんどは、なんでもない単純なミスだったそうです。
管轄である総務省は、ミスを起こした選挙管理委員会に対して原因の究明や再発防止を徹底させたいとコメントを出していますが、参院選に限らず、選挙になると必ずこういったうっかりミスが生じています。
ISO的に今後の対策案を考えると、以下のようなものが考えられます。
1.技術的対策(作業の自動化)
・電子投票にする
・自動交付機のさらなる自動化
・自動音声案内の実施
2.物理的対策
・投票用紙や箱において、色や形のさらなる識別
・作業者の識別化
・表示のさらなる明確化(投票口のところに、ここは○○であると記入など)
3.組織的(人的)対策
・意識付け教育の実施
・作業手順の見直し
・ダブルチェックの徹底
この事例から学べる教訓があります。
それは、人は間違えないのではなく、間違うものという前提で考えることです。
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