耐震等級は3段階に別れています。建築基準法をクリアーすれば耐震等級1の評価を受けます。耐震等級1と云ってもバカに出来ません。
しっかり施工すれば、関東大震災クラスの地震に耐えうる強度を持つとされています。
耐震等級2は1の1.25倍。耐震等級3は1の1.50倍の強度を有したモノに対し評価されます。ただ闇雲に頑丈な建物を造っただけでは、本当に耐震的な建物を云えません。
一部分だけ建物を硬くしても、地震の際にそこを軸に建物が揺さぶられ反って住まう人に危害を及ぼす事も考えられます。
建物4辺に対し均等に耐力壁を配置し、バランスよく揺れてくれる事を目指しています。又水平構面(床面・小屋面)の剛性についてもチェックします。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
06-6714-6693
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耐風等級 積雪等級(2007/07/07 23:07)