露天風呂……お湯に癒されながら大自然の開放感は最高ですよね。
家にあったら…。誰しも思います。広い敷地を持つお宅なら可能ですが、
予算もあり中々そうはいきません。
ましてや住宅の建ち並ぶ街中では尚更ですね。
近隣との間隔や内湯と露天の関係があって成立するものと考えます。
写真は「スタジオハウス 」の浴室です。
浴室前にルーバー付きの光庭があり、柔らかい光と風が抜けます。
このルーバーがあることで、外から浴室内部が見えないようになってます。
この浴室は一階に設けてありますが、外から進入できませんから窓を開け放したまま安心して外出できますし、
通風を確保できるのでカビの心配もありません。
浴槽を片側に寄せることで縁石に座れる様になっており、火照った体にちょっと休憩です。
もちろん光庭に出ることも出来ます。
露天風呂のように毎日の疲れを癒し、心地よく過ごせたら。
少しでも外部を感じられるように「プチ開放された浴室」をつりました。
限られた敷地や条件の中でも工夫次第で、日々の生活を豊かに出来ると考えます。
便利さばかりの追求でない、心地よいお気に入りの場所がたくさんある、そんな住宅です。
このコラムの執筆専門家
- 中村勝己
- (広島県 / 建築家)
- 中村勝己建築設計事務所
目指すは大らかでゆったりと過ごせる気持ちのいい空間の家
昼夜問わず演奏可能な本格的音楽スタジオを持つ家。街の中でも風や光、豊かな自然を感じる家。あなたや家族の思いを受け止め、工夫とアイデアで予想以上の空間を実現、思いや夢をカタチにします。五感で感じるお気に入りの場所を一緒につくりましょう。
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