- 吉田 武志
- 有限会社 ヨシダクラフト 代表取締役社長
- 栃木県
- 建築家
対象:新築工事・施工
6月24日(木)の午後は建材メーカー 高千穂さん
の商品説明会の為、県庁前の栃木県総合文化センターへ。
近所なので自転車に乗って参加。
ホント、街中は住みやすい。
弊社でも最近定番化しつつある、外壁塗り壁の「シラスそとん壁」
の製造販売メーカー。100%自然素材を掲げる。
私が知りたかったのは、「シラスそとん壁」のメンテナンスについて。
材料自体に色が付いているので、通常のモルタル下地塗装仕上げのように
10年に1度程度の塗り直しが必要ない。
とのメーカー側の説明が施工仕様にはある。
しかし、今までの経験から言うと、
メンテナンスしなくて良い建材は無い。
仕様書の中には、汚れた場合は、キッチン用洗剤等で外壁を洗う
というような事が書いてあったと思う。
今回の商品説明会でも同じような説明。
ただ、部分的な汚れなら、キッチン用洗剤で対応できるが、
汚れの範囲が広くなると、大量の洗浄剤を使う必要が出てくるだろう。
そうなるとクリーニング業者の範疇だな。
しかし、メーカー側の説明のように
再塗装が必要ないなら、
メンテナンスコストは通常の塗装外壁より
少なく済みそうなことを再確認。
新建材(ローコスト系建材)とは対極にある建材の商品説明会。
塗り壁なので、必ずヘアークラック(細かい割れ)は入る。
それも自然素材の味と感じられるご家族向けの建材だ。
写真はシラスそとん壁の施工実演風景。
掻き落し(かきおとし)という仕上げで
外壁を塗った後に剣山のようなもので
表面を掻き落す。
掻き落した材料分、10~15%余計にかかるが
ヘアークラックが目立ちにくく
一番プレーンで自然に仕上がるのでお気に入り。
今まで、掻き落した材料は捨てていたが
「匂い取り」として使えるとのこと。
具体的にはどう使えるかな?
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