軒の出を深く - 新築工事・施工全般 - 専門家プロファイル

米山 哲夫
有限会社家づくり舎ファミリー 代表取締役
埼玉県
建築家

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対象:新築工事・施工

小川 勇人
小川 勇人
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志田 茂
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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日本には、四季があります。

夏の太陽と冬の太陽は、 角度も日照時間も違います。

その対策の一つとして、昔から日本の家は

軒の出が長く、窓の上に庇がついていました。

   

よく見かける家は、軒の出が

 トイまで入れて40センチメートルと ほとんどありません。

  『土地が高く、敷地いっぱいに建てるんだから仕方がない』

 と思いますか? 

 

 では、庭側の南面は出していますか?

 おそらく出ていない家が多いと思います。

 

軒の出が必要という常識が、今の設計には無くなってしまったのです。

  

日本家屋の『軒の出』や『庇』には工夫がありました。

夏の日差しが 窓にかからない 形で造り、

冬になると、太陽が低くなるので室内に日差しを取りこむという工夫。

  

梅雨や秋雨の季節に外壁がなるべく痛まないように軒を出して、

雨が直接壁にかかりにくくするという工夫。

 

昔ながらの『日本人の知恵』を活用して欲しいと思います。

 

 

当社の家づくりの考え方は、

【断熱性や気密性を向上しエアコンで快適に】

という事より、

  

なるべく電気を使わず、快適にする事!

  

その手段の一つとして、『軒の出』にも

スポットライトを当てています。

 

他にも、自然素材使う事や、

昔の日本の知恵を取り入れた工法の

通気断熱WB工法を使った家づくりをお勧めしています。

 

(詳しくは以下のホームページへ)

 http://www.wb-koho.com/

  

今日本の温暖化対策運動は、

マイナス6%からチャレンジ25に変わりました。

もちろんLEDや太陽光発電も推進していきますが、

昔の日本の良さも踏まえた家づくりで、

チャレンジ25に貢献したいと思います。

 

あ!

でも、言った人 いなくなっちゃいましたね!!

 

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