内容では、いまひとつナンなのか ということころ、補足説明が
必要だな と かんじておりましたので、この機会に。
建築工事の “着工” は 基本的に 建築確認が完了しなければ
できません。その場合の “着工” ってなに? ということです。
一般的に『工事に着手した』と いえちゃうアバウトなポイント
とは すこし ちがうのかもしれません。
私が理解しております “着工” とは。
・杭工事 がある場合
鋼管やPCなど既成杭 であれば それが打込み時の接地の瞬間。
アースドリルなど 現場形成杭では ドリリング・バケットの
接地の瞬間。
・杭工事がない場合は、根伐のユンボのバケットが接地した瞬間。
つまり うらがえして いいますと
建築確認の完了までに、着手可能な工事作業がある ということ。
たとえば 工事契約
‥もちろん 建築確認が受理されることが前提である旨の 但書
は必要でしょうが。
あるいは 地鎮祭
‥神様のご都合に 建築確認申請 はありません。‥たぶん。
そのほか 現場の仮囲など 安全確保のための仮設工事。
建物の位置を出すヤリカタ。それにともない 杭芯の位置出し。
各種施工図の作成。機材、重機の搬入。 などなど。
いざ鍬入れ の まえの準備作業が たくさんあり またそれが
けっこう大切なのだ ということですね。
お料理と 同じかも。
このコラムの執筆専門家
- 岩間 隆司
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社ソキウス 代表取締役
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅
都市の厳しい条件のもとでも、住宅や集合住宅を実現させてきました。住宅計画における制約は、生活空間に個性が生まれる、ひとつの契機として、ポジティブにとらえております。
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