A 不動産価格の7%とか6%とか言われますが、詳細な内訳は以下の通りになります。
不動産購入の際に必要な費用は大きく分けると「仲介手数料」「登記費用」「住宅ローン経費」「建物諸費用」「税金」の5つが必要です。
また、購入時と購入後のコストもかかります。
【購入時】
・仲介手数料
物件価格 × 3%+60,000円 +消費税(5%)
決済時もしくは契約時に支払います。
・登記費用
所有権移転登記 所有権を売主から買主に移転する際に発生する登録免許税です。
評価額 × 1.0%(居住用家屋軽減措置適用の場合 0.3%)
抵当権設定登記 抵当権や根抵当権を設定する際に発生する登録免許税です。
借入金額 × 0.4% (軽減税率適用の場合 0.1%)
建物表示(表題)登記 建物を新築した際に建物の所在地、種類、面積などの表題部分を登記します。
登録免許税はかかりません(手数料が約70,000円程度かかります)
保存登記 表示登記した建物にはじめて所有権を保存する登記です。
評価額 × 0.4% (軽減税率適用の場合 0.15%)
司法書士報酬 上記の登記を司法書士に委任する際発生する費用です。対象不動産によっても異なりますが、10万円〜15万円程度が相場です。
・印紙税
売買契約書やローンの金銭貸借契約についてかかります。
売買契約書の場合
1000万円〜5000万円以下 15000円
5000万円〜1億円以下 45000円
金銭消費貸借契約書
1000万円〜5000万円以下 20000円
5000万円〜1億円 60000円
・住宅ローン手数料
保証料 銀行ローンを利用する際必要になります。各銀行によって異なりますが、35年ローンを組む場合1000万円あたり約20万円程度かかります。またフラット35などを利用する場合はかかりません。
事務手数料 銀行ローンの場合1本の実行につき31,500円。フラット35やネット系の金融機関の場合は借入金額に対して1%〜2%
【購入後】
・不動産取得税
不動産を購入したり、家屋を建築するなどして不動産を取得したときに課税されます。
これは登記の有無にかかわらず課税されます。相続により取得した場合には課税されません。
取得した不動産の価格 × 税率
という計算式がありますが、取得した不動産によって軽減があります。
詳しくは( http://www.tax.metro.tokyo.jp/shisan/fudosan.html )こちらを参照してください。
・固定資産税、都市計画税
不動産取得税は一回きりですが、固定資産税、都市計画税は毎年1月1日の所有者に課税されます。 新築住宅取得や居住用不動産など軽減がありますが、基本税率は下記のとおりです。
固定資産税:評価額 × 1.4%
都市計画税:評価額 × 0.3%
不動産の取得には、物件価格以外のコストがかかります。
ご購入する際は、計画的に資金計算をしておくと安心です。