- 野平 史彦
- 株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
- 千葉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
住宅断熱基礎講座/ハイブリッド・ソーラーハウスとは
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住宅断熱基礎講座
04.高気密・高断熱は様々な工法へと向かう
2010-01-06 17:35
最後に、アクティブ・ソーラーと言えるシステムはあまり多くないのですが、OMソーラーやFBS工法が空気を媒体として集熱していたのに対し、水を媒体としているハイブリットソーラーハウス(ハイブリッドソーラー協会・チリウヒーター)を上げておきましょう。
このシステムは屋根の集熱面に水を送り、太陽熱で直接暖め、そのお湯を床下のコンクリート蓄熱体に循環・蓄熱させることで温水式床暖房を行うものです。天気が悪い時は補助ボーラーが稼動し、暖房の必要のない時期は給湯に使われます。
このようにアクティブに拾ってきた熱をパッシブに蓄熱するということからハイブリッドと呼ばれていますが、単純に言えば「太陽熱温水床暖房システム」ということです。断熱仕様はセルロースファイバーによる内断熱が行われています。
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