看板を出しても効果がないかというと、
そういうわけではありません。
しかし、人間の「知覚の特性」ゆえに、確かに難しいものではあります。
人間の脳は、些細な変化しか起きなければ、
それを知覚しにくいようになっているのです。
例えば、手のひらに黒ゴマを1,2粒置いてみてください。
その重みは、ほとんど感じられませんよね。
けれども、10粒、20粒、30粒、となると、
その違いがはっきり分かってくるでしょう。
ところが、100粒や1000粒になってくると、
その中にさらに10粒くらい増やしたところで、
その増え方はまた知覚できなくなってしまうのです。
こういったことは、看板の見え方でも同じです。
既存の看板とほんのちょっと変えるだけとか、
他の看板と比べて「少しだけ」工夫がされてるとか、
その程度ではほとんど効果はありません。
工夫するなら、ドラスティック=思い切った工夫が必要なのです。
そうすることによって初めて、通行人から「見える」看板になるのです。
(完)
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